久保建英はA代表でも上々の始動!長友佑都も「久保さんがボールを持ったら、僕は走りますよ」と全力サポート宣言

カテゴリ:Jリーグ

西川結城

2019年06月03日

久保と長友の良好な関係は、A代表の舞台で再び実現されそうだ

久保のA代表初参戦は順調。本人もリラックスして過ごしているようだ。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 緊張の初合流、という感じではなかったようだ。
 
 6月4日に18歳になる久保建英が、日本代表の一員として始動した。合流前日のJ1リーグ14節・大分戦では、プロ入り後初の1試合・2得点を挙げ、堂々チームを勝利に導いた。現在首位を走る首都クラブの、紛れもなく中心選手である。
 
「(初めての代表は)緊張すると思います。代表はそういう場所でもあるでしょうし」
 
 招集が決まった時にはこう話していた。実際はどうだったか。初日の動静を見ていると、言葉とは裏腹に久保は自然体だった。
 
 練習前に集まった子どもたちには、一人ひとり大きな声で「こんにちは!」と挨拶。笑顔で元気なお兄ちゃんぶりを見せた。練習前には橋本拳人や室屋成など同じFC東京の選手たちと和んでいたが、トレーニングが始まると真剣な表情で円陣の輪に加わり、多くの選手と言葉を交わしていた。

 SNSで久保とのツーショット写真を披露し、話題になった長友佑都。ふたりはかつて、サッカー解説者としても知られる中西哲生氏の下で個人トレーニングを積んでいた仲だ。中西氏は以前、中村俊輔のプレー構築に関わるなど、これまで長年技術指導を理論的に体系立ててきた。永里優季や現在レアル・マドリーの下部組織でプレーする中井卓大も指導する。
 
 そんな長友が、久保との再会について語る。
「最初に会ったのは彼が小学5、6年生のころ。こうして代表でまた会って、嬉しいのか、彼を誇りに思うのか、僕自身もやってきたことが間違いないと自信を持てるのか。いろんな感情が巡る。彼は元々うまかったし、そこにフィジカル能力も圧倒的に変化してきている。試合では『久保さん』がボールを持ったら、僕は走りますよ(笑)昔、俊さん(中村俊輔)に走るタイミングが悪いと怒られていたので、若い久保くんには怒られないようにします」

 笑いを交えながら嬉しそうに話した長友。実際に昔ともに練習をした時には、久保が実践できて長友ができなかった技術的なメニューがあったという。長友は素直に久保を褒め、久保も現役の日本代表選手からの嬉しい言葉に自信を深めた――。そんな良き関係が、今度はA代表の舞台で再び実現されそうである。
 
 久保の周辺は、6月に入り移籍話が沸騰中だ。今夏の欧州挑戦は濃厚と言われるなか、古巣のバルセロナとの交渉難が報じられ、パリ・サンジェルマンやレアル・マドリーといったビッグクラブも触手を伸ばすなど、騒々しさを増す。

 そんな喧騒にも、本人はいたって泰然と代表に合流している。5日に行なわれるトリニダード・トバゴ戦でのデビューに向けて、まずは上々のスタートを切っている。
 
取材・文●西川結城(スポーツジャーナリスト)

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