久保自身は「疲れはない」と発言しているようだが…
今シーズンからブンデスリーガのニュルンベルクに加入した久保裕也。ドイツのサッカー専門誌『kicker』は、ベルギーのヘントから加入した新戦力に「最初の危機」が訪れていると報じている。
久保は8月に加入し、すぐさまスタメン入りを果たしたが、リーガ6節以降は先発とベンチスタートを交互に繰り返しているような状況で、同誌は「シーズン最初のホームゲーム、マインツ戦では採点『2』を叩き出す活躍だった」と讃えつつも、「初ゴールも初アシストも残せていないのが現状だ」と、その不振ぶりを取り上げている。
久保は8月に加入し、すぐさまスタメン入りを果たしたが、リーガ6節以降は先発とベンチスタートを交互に繰り返しているような状況で、同誌は「シーズン最初のホームゲーム、マインツ戦では採点『2』を叩き出す活躍だった」と讃えつつも、「初ゴールも初アシストも残せていないのが現状だ」と、その不振ぶりを取り上げている。
しかし、この久保の不振に対して、ニュルンベルクのミヒャエル・ケルナー監督はこう回答している。
「新加入した選手が、いきなり我々の独自なシステムにフィットするのは難しい。チームならではのマネジメントおよびシステムを構築しているし、練習の負担もある。
ユウヤは参加した当初から、素晴らしいパフォーマンスを披露してくれた。現在は少し威力を失ったようにも見えるが、少しずつ復調している。彼はとても賢く、クリアに目の前のことをとらえることができる。選手には好調とそうでない時の波があることも理解しているよ」
当の久保は、現地ジャーナリストに「疲れてはいない」と発言しており、ケルナー監督の見解とはズレが生じているようだが、同誌は「しれっと週末のシュツットガルト戦でチームに戻ったとしても、誰も驚かないだろう」と締めくくっている。
ゴールやアシストがなくとも、試合中、多くの場面で起点となって攻撃をけん引している久保。監督の信頼も厚いが、目に見える結果を欲しているのは誰よりも彼自身だろう。
現在、リーグ15位のニュルンベルクは11月10日(現地時間)、ホームで17位シュツットガルトと対戦する。