高倉監督は粘り強さを讃えた一方で世界基準で見ると…
[アジア大会] 日本女子代表 1-0 中国女子代表/8月28日/インドネシア
なでしこジャパンが2大会ぶりにアジア競技大会を制し、女王の座を掴んだ。
この中国戦も準決勝の韓国戦同様に苦しいゲームだった。序盤から押し込まれる展開が続き、後半に入っても0-0からスコアが動かない。時計の針は刻々と進み、誰もが延長戦を覚悟した。
そのなかで途中出場の菅澤優香衣が局面を打開する。90分、中島依美が右サイドからクロスを入れると、背番号9がニアサイドに走り込んでダイビングヘッド。魂の一撃がネットに突き刺さり、これが決勝点となった。
試合後、高倉麻子監督がフラッシュインタビューに応じ、優勝の喜びをコメント。「勝って終われたことは素晴らしいことなので、素直にみんなで喜びたい」とし、充実した表情を見せた。
しかし、試合内容について聞かれると、指揮官の表情が一変。「なでしこの選手たちは昔から最後まで諦めずに戦う。その血は受け継いでくれているなと思います。ただ。内容を見ると、世界一を獲るためには課題が多いので、選手たちも今日の試合でそこを感じたと思います」と話し、来年の女子ワールドカップ、再来年の東京五輪に向けて改善すべき点が多くあるとした。
最後は「(宿舎に帰ったら)選手たちにまた練習しようと言います」という言葉で、インタビューを締めた高倉監督。決して今回の優勝に満足はしておらず、世界でいかに勝ち抜くかだけを見据えているようだ。
なでしこジャパンが2大会ぶりにアジア競技大会を制し、女王の座を掴んだ。
この中国戦も準決勝の韓国戦同様に苦しいゲームだった。序盤から押し込まれる展開が続き、後半に入っても0-0からスコアが動かない。時計の針は刻々と進み、誰もが延長戦を覚悟した。
そのなかで途中出場の菅澤優香衣が局面を打開する。90分、中島依美が右サイドからクロスを入れると、背番号9がニアサイドに走り込んでダイビングヘッド。魂の一撃がネットに突き刺さり、これが決勝点となった。
試合後、高倉麻子監督がフラッシュインタビューに応じ、優勝の喜びをコメント。「勝って終われたことは素晴らしいことなので、素直にみんなで喜びたい」とし、充実した表情を見せた。
しかし、試合内容について聞かれると、指揮官の表情が一変。「なでしこの選手たちは昔から最後まで諦めずに戦う。その血は受け継いでくれているなと思います。ただ。内容を見ると、世界一を獲るためには課題が多いので、選手たちも今日の試合でそこを感じたと思います」と話し、来年の女子ワールドカップ、再来年の東京五輪に向けて改善すべき点が多くあるとした。
最後は「(宿舎に帰ったら)選手たちにまた練習しようと言います」という言葉で、インタビューを締めた高倉監督。決して今回の優勝に満足はしておらず、世界でいかに勝ち抜くかだけを見据えているようだ。