リーグ戦勝率が年々劣悪化…モウリーニョの「3年目の呪い」を英メディアが特集

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年08月22日

一部ブックメーカーでは解任筆頭候補とも

3年目に苦しむ傾向にあるモウリーニョ。数字がその事実を何よりも物語っている。 (C) Getty Images

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 プレミアリーグ開幕2戦目にして、早くもシーズン初黒星を喫したマンチェスター・ユナイテッドは、ジョゼ・モウリーニョ監督の進退も騒がれ始めている。以前から指摘されるカリスマ指揮官の「3年目の呪い」は、ユナイテッドでも繰り返されるのだろうか。

 就任3年目のポルトで2003-04シーズンにチャンピオンズ・リーグ(CL)を制してからというもの、モウリーニョはチェルシー、インテル、レアル・マドリー、そしてユナイテッドと、歴任した全てクラブでタイトルを手に入れてきた。

 だが、2シーズンで去ったインテルを除き、モウリーニョはチェルシーやマドリーで3シーズン目から苦しんできた。

 英公共放送「BBC」がまとめたところによれば、チェルシーでの第一次政権(2004年~2007年)では、就任から2年連続でプレミアリーグ優勝を果たしたが、3年目で2位に。FAカップやリーグ・カップは制覇したが、最後は4シーズン目に突入して早々の9月に契約を解消している。

 2010年に就任したマドリーでは、1年目にコパ・デル・レイを制し、2年目にバルセロナからラ・リーガのタイトルを奪還。しかし、3年目のタイトルはスーペルコパだけに終わり、閉幕を迎える前にシーズン後の退任が発表されている。

 チェルシーに復帰して2年目に再びプレミア優勝を飾ったモウリーニョだが、王者として迎えた翌シーズンは開幕から低迷。12月にベンチを去ることになった。

「3年目の呪い」は、リーグ戦における勝率にも表れている。

「BBC」によれば、どのクラブでも、3年目の勝利が前年度を下回っているのだ。1年目より良かったのも、0.2%だけ上回ったポルト時代だけだ。

■ポルト
73.3%(15試合)→79.4%→73.5%

■チェルシー
76.3%→76.3%→63.2%→50%(6試合)

■マドリー
76.3%→84.2%→68.4%

■チェルシー
65.7%→68.4%→25%(16試合)

 ユナイテッドでは1年目が47.3%で、2年目が65.7%。3年目の今シーズンはまだ2試合の消化のみで50%の勝率だ。過去のデータどおりなら、今シーズンのユナイテッドの勝率は65.7%を下回ることになる。

 はたして、モウリーニョはユナイテッドでも3シーズンでクラブを去ることになるのか――。一部のブックメーカーでは、今シーズンのプレミアリーグで最初に解任される指揮官とも目されているが……。
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