クラブのMDも「若くて、才能が溢れている」と期待!
現地8月21日、英2部のリーズ・ユナイテッドに所属する日本代表MFの井手口陽介が、ドイツ2部のグロイター・フュルトに期限付き移籍することが両クラブの公式サイトで発表された。
今シーズン終了までのレンタル移籍で、買い取りオプションが付く形となっている。
現在21歳の井手口は、日本代表で台頭した後、今年1月にリーズに加入したが、イングランドでの就労ビザの関係により、すぐさまスペイン2部のクルトゥラル・レオネサにレンタル移籍。しかし、出場機会を満足に得られず、出場が有力視されていたロシア・ワールドカップのメンバーからも外れた。
今シーズン終了までのレンタル移籍で、買い取りオプションが付く形となっている。
現在21歳の井手口は、日本代表で台頭した後、今年1月にリーズに加入したが、イングランドでの就労ビザの関係により、すぐさまスペイン2部のクルトゥラル・レオネサにレンタル移籍。しかし、出場機会を満足に得られず、出場が有力視されていたロシア・ワールドカップのメンバーからも外れた。
悔しさをバネに雪辱を期した今夏は、正式加入となったリーズでの飛躍を目指したが、“奇才”マルセロ・ビエルサ新監督に「イデグチに出場機会は提供できない」と公の場で言い放たれて構想外となり、井手口は新たな活動の道を模索していた。
そんな若武者を迎えたグロイター・フュルトは、ここ5シーズンは2部に沈んでいるが、過去に3度のリーグ制覇(ブンデスリーガ創設以前)を誇る古豪クラブだ。それだけに井手口も、「プレーできることが楽しみです」と公式サイトで活躍を誓っている。
リーズで燻っていた井手口を買い付けるに至ったグロイター・フュルトのマネジメント・ディレクターを務めるラシド・アズーリ氏は、「ヨウスケは21歳と若く、才能溢れるMFだ。我々は、彼がいち早くチームに溶け込めるように手助けをするつもりだ」と、期待を寄せている。
この井手口の移籍について、ドイツ誌『Kicker』は「グロイター・フュルトは強力な6番(ボランチを指す)を引き抜いた。それもクラブ史上初めての日本人だ」と綴っている。
出場機会を求め、不遇をかこったイングランドを飛び出した井手口は、新天地ドイツで本来の輝きを取り戻すことができるだろうか? なおクラブの発表によれば、早くも21日の練習からチームに合流しているという。