マドリーは大幅増の年俸を用意
クロアチア代表のチームメイトの投稿に「いいね」をした時、どのような気持ちだったのだろうか……。
スペインの『Marca(マルカ)』紙や『As』紙は8月10日、インテルへの移籍が噂されていたルカ・モドリッチが、レアル・マドリーに残留すると報じた。
スペインの『Marca(マルカ)』紙や『As』紙は8月10日、インテルへの移籍が噂されていたルカ・モドリッチが、レアル・マドリーに残留すると報じた。
前日、マドリーの公式SNSのヘッダー画像に姿がなかったことが取り沙汰されていたモドリッチは、10日もSNSを巡ってインテル・サポーターを喜ばせた。
アトレティコ・マドリーから加入したシメ・ヴルサリコを歓迎すべく、マルセロ・ブロゾビッチを含めた3ショットの写真を投稿した際、イバン・ペリシッチが「あと足りないのは誰?」とコメントしたのに対し、モドリッチが「いいね」をしたからだ。
だが、スペインではモドリッチがマドリー残留を決めたと報じられている。マルカ紙によれば、マドリーはモドリッチに年俸1000万ユーロ(約13億円)を用意し、新契約を結ぶとのこと。800万ユーロ(約10億4000万円)からの大幅増で、ガレス・ベイルに次ぎ、主将セルヒオ・ラモスと並ぶ額だ。
だが、モドリッチの希望はインテル移籍で、マドリーが放出を認めなかったとの見解のイタリア・メディアのなかには、去就問題がまだ決着していないとの声もある。
とはいえ、『Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デッロ・スポルト)』紙は11日付紙面で「夢は遠ざかった」と報道。『Corriere dello Sport』紙も「ルカは金を取り、インテルは空手」と報じた。同紙は、モドリッチがインテルを望むのであれば、練習拒否やスーペルコパへの招集拒否といった強硬手段に出るしかないと伝えている。
なおガゼッタ紙は、インテルがモドリッチを逃しても代役を狙うことはなく、獲得間近に迫っているモナコFWのケイタ・バルデ・ディアオが最後の補強になると予想した。
10日、練習中の写真とともに「仕事復帰」と投稿したモドリッチ。マドリーはクリスチアーノ・ロナウドやマテオ・コバチッチに続く流出を防げたということだろうか。