自身はパリSG残留を明言。大統領の願いも拒否(!)
ロシア・ワールドカップ(W杯)の期間中は、目の前のことだけに集中している――選手たちは口々にこう主張する。ただ、代表チームで一定の時間を分かち合っていれば、お互いの今後について話し合う機会もあるだろう。
パリ・サンジェルマンに所属するキリアン・エムバペは、フランス代表のチームメイトをパリに誘っていたようだ。
パリ・サンジェルマンに所属するキリアン・エムバペは、フランス代表のチームメイトをパリに誘っていたようだ。
ロシアW杯の最優秀若手選手に選ばれた驚異の19歳は、チェルシーのエヌゴロ・カンテと移籍について話していたという。
「ESPN」によると、エムバペはフランス誌『France Football』で「(ナセル・アル・ケライフィ)会長から相談されたのは事実だ。エヌゴロは僕らのチームにとって良い選手だと答えた」と、カンテ獲得を狙うクラブに太鼓判を押したと明かしている。
「W杯のあいだにエヌゴロと話した。あまり、やり過ぎないように気を付けていたけどね。移籍話は集中力を削ぎかねないから。最終的には、彼のポケットに幾つかのメモを入れておいただけだよ。家に戻ってから、彼はそれを見つけたはずだ」。
チェルシーとの契約がまだ3年残っているカンテだが、以前から母国のメガクラブからの誘いが報じられている。エムバペの後押しは、カンテをロンドンからパリへと向かわせるのだろうか。
一方でエムバペ自身は、パリSG残留を明言している。マルセイユのファンで知られるエマニュエル・マクロン大統領からの誘いも断ったそうだ。
「いつか、マルセイユでプレーしてほしいと言われたんだけどね。それはない、と答えたよ」
同じく残留を強調したネイマールは、失意のうちにW杯を去ることになった。だが、優勝したエムバペは「一緒にプレーする上で、僕らの関係はそう変わらないだろう」と、気を遣う必要はないはずと述べている。
「僕とネイマールの関係はクリアなんだ」
ウナイ・エメリ前監督が去り、トーマス・トゥヘル監督が就任した今シーズンのパリSGは、ネイマールやエムバペを擁してどれだけの躍進を遂げられるだろうか。そして、そこにカンテの姿はあるのだろうか。