昨季唯一出場したのがレスター戦! そしてそこで…
現地時間7月20日、日本代表FWの岡崎慎司も所属するレスターは、リバプールからウェールズ代表GKのダニー・ウォード獲得を発表した。契約期間は4年で、移籍金は公表されていないものの、英公共放送『BBC』などによれば、1200万ポンド(約17億5200万円)とされている。
2012年にその才能を買われてリバプールに加入したウォードだったが、2番手、3番手と控えに甘んじてきた。昨シーズンもロリス・カリウス、シモン・ミニョレの後塵を拝し、公式戦の出場は1試合に止まった。
さらに今夏は、ローマからブラジル代表守護神アリソンが加入したため、出場機会の激減が確定的となり、25歳の大型GKは、心機一転、移籍を決断したのである。
2012年にその才能を買われてリバプールに加入したウォードだったが、2番手、3番手と控えに甘んじてきた。昨シーズンもロリス・カリウス、シモン・ミニョレの後塵を拝し、公式戦の出場は1試合に止まった。
さらに今夏は、ローマからブラジル代表守護神アリソンが加入したため、出場機会の激減が確定的となり、25歳の大型GKは、心機一転、移籍を決断したのである。
とはいえ、新たな活躍の舞台となるレスターでも、すぐさまチャンスが与えられるかは分からない。デンマーク代表正GKでもあるキャスパー・シュマイケルという、絶対的な存在が君臨しているからだ。しかし、ウォードはクラブの公式サイトで意気込みを語っている。
「彼らと練習できることを楽しみにしているし、きっと両手を広げて僕のことを迎え入れてくれるはずだ。GKたちは親密な間柄だから、できる限り彼らの知恵を借り、多くを学びたい。足下のプレー精度を良くしなければならない。さらに、高水準のシュートストッパーにもならないと。僕は、そのレベルに達したいんだ」
そんなウォードが昨シーズン、唯一出場した試合は、奇しくもカラバオ・カップ3回戦のレスター戦(0-2)だった。ウェールズ代表GKは、この試合で得点を決めた岡崎の名前を出して、当時の苦い思い出を振り返った。
「ああ、よく覚えている。正直言って、オカザキに僕のシーズンは壊されたんだ(笑)。でも、あの試合は素晴らしい雰囲気だったし、本当に驚かされたよ。あんな試合は初めてだったし、ファンが選手たちに力を与えていた感じがした」
レスター・ファンへの想いも語ったウォードは、「彼らの前で上手くやれば、必ず見守ってくれるだろうから、早くプレーがしたいね」と、新天地に胸を躍らせた。