ロシア・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦のベルギー戦、2点を先取しながらも追いつかれ、アディショナルタイムに失点というショッキングな逆転負けを喫した日本代表。90分にわたってベルギーのロメル・ルカクと死闘を繰り返した昌子源は、試合後にフィールドに倒れこみ、両こぶしを何度も叩きつけた。
彼は試合後、決勝点を奪われた試合終了間際のカウンターを振り返り、「何で追いつけんのやろ」とこぼした。全速力で自陣に戻りながらも、シャドリへのスライディングはわずかに及ばす、得点を許してしまった。その届かなかった距離に、悔しさとやるせなさ、不甲斐なさを覚えていたようだった。
しかし、世界有数のアタッカーであるコロンビアのラダメル・ファルカオ、セネガルのサディオ・マネ、そしてベルギーのルカクと対峙し、いずれにおいても粘り強い守備を見せた昌子に、海外のクラブが興味を持ち始めている。