• トップ
  • ニュース一覧
  • 「彼らを誇りに思う」 元デンマーク代表GKのシュマイケル、激闘を終えた母国と息子を称賛!【ロシアW杯】

「彼らを誇りに思う」 元デンマーク代表GKのシュマイケル、激闘を終えた母国と息子を称賛!【ロシアW杯】

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年07月03日

延長後半にデンマークの窮地を救う

モドリッチのPKを阻止し、雄叫びを上げるシュマイケル。父と同じ舞台で母国のために奮闘した。(c)Getty Images

画像を見る

 開始4分で互いに1点ずつを奪い合い、延長戦を経て、PK戦にまでもつれ込んだクロアチア対デンマーク。ギリギリの攻防が続いたが、トータルスコア1-1、PK3-2でクロアチアが勝利を収めた。

 ところが意外にも、FIFAがこの試合のベストプレーヤーとして認定したのは、敗北したデンマークの守護神、キャスパー・シュマイケルだった。延長戦でルカ・モドリッチのPKを止め、窮地のデンマークを救ったプレーや、PK戦で2本を阻止したことなどが評価されての受賞だ。

 これについてシュマイケルは、「妙な気分だ。(敗退には)失望しているが、自分たちのパフォーマンスには誇りを持っている。後半は、より良いチームだったと思う。今ここですべての感情を言葉にするのは、とても難しい」と語っている。

 そんな守護神の姿をスタンドから見守っていたのは、デンマークで”伝説的GK”と名高いペーター・シュマイケル。キャスパーの父親であり、90年代にマンチェスター・ユナイテッドで活躍し、W杯フランス大会(98年)に正GKとして出場。母国のベスト8進出に貢献した。

 つまり、デンマーク代表チームにとっては、今大会、20年ぶりに”シュマイケル”が帰ってきたということになる。

 親子二代で、しかも同じポジションでワールドカップの舞台に立つという例は、歴史的にも決して多くない。


 ペーターは今大会、初戦からデンマーク代表の試合を観戦しており、息子が活躍するたび、喜びを露わにする姿がテレビカメラに度々捉えられていた。特に、クロアチア戦でモドリッチのPKを止めたシーンでは、椅子から飛び上がってガッツポーズを決め、非常に興奮している様子だった。

 結果的にデンマークは敗北したものの、ペーターは息子や後輩たちに最後まで惜しみない拍手を送った。そして翌日、自身のツイッターでこう語っている。

「なんと言えばいいのだろう。私は、母国デンマークのこと、息子のこと、彼の素晴らしいチームメイトとそのスタッフ、そして素晴らしい代表監督であるオーゲ・ハレイデを誇らずにはいられない。すべての涙が枯れ果てたときに、我々はどれだけうまくやれていたのか、気づくことになるだろう」

 こうしたふたりの”親子愛”に感銘を受けたファンからは、「シュマイケル親子はデンマークの誇り」「2世代にわたって代表GKとして出場。誰にも真似できないことだ」「お互いをリスペクトする姿に感動した」など、絶賛する声が後を絶たない。

 英公共放送の『BBC』は、「親子二代で夢を叶えたふたりの姿は、世界中のフットボールファンの家族や敗退したチームに、勇気を与えたに違いない」と称えている。

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ