選手・監督 採点／寸評
※週刊サッカーダイジェスト5.27号（５月14日発売）より
 
【柏】
［GK］
21 菅野孝憲　6.5
亡くなった恩師への思いを胸に奮闘。川又の１対１も見事に防いだ。
［DF］
4 鈴木大輔　6.5
フィジカルと粘り強さで守備陣を牽引。決勝弾で古巣に引導を渡す。
3 近藤直也　6
安定した守備でバランスを取る。中央へのパスを鋭く摘み取った。
23 渡部博文　6.5
得意の空中戦、さらにはポジション取りが冴え“川又封じ”に貢献。
［MF］
22 橋本和　5.5
相手SBの裏に上手く抜け出せず、左サイドからの崩しは限られた。
13 高山薫　6
対峙した田中亜を封じ、最終盤はチェイス役として１トップに入った。
20 茨田陽生　6
新潟の寄せが速く、縦への動きは制限されたが、小林を上手く援護。
25 小林裕介　6.5
初の大舞台で縦横無尽にピッチを駆け回り、チームに活力を与えた。
14 狩野健太　5.5
守備は及第点だったが、持ち味のパスが精彩を欠きチャンスに絡めず。
9 工藤壮人　6
サイドの戦術眼と守備を買われてシャドーで起用され、役割を全う。
［FW］
18 田中順也　6.5
ポストプレーで起点となるだけでなく、積極的にシュートを放った。
［交代出場］
DF 27 キム・チャンス　-
終盤に右WBへ入るお決まりの起用法。エネルギッシュに仕掛けた。
［監督］
ネルシーニョ　6.5
小林の先発抜擢がズバリ的中。プレスを徹底させた点も功を奏した。
 
【新潟】
［GK］
21 守田達弥　6
安定したセービングに加え、カウンターにつながるフィードも披露。
［DF］
27 松原健　6
無尽蔵のスタミナで上下動を繰り返し、際どいクロスも供給した。
4 舞行龍ジェームズ　6
ゴール前で身体を張ってシュートをブロック。組み立てにも貢献した。
3 大井健太郎　6
流動的に動く柏の攻撃を見極め巧みなカバーでピンチの芽を摘んだ。
2 大野和成　5.5
度々、裏への侵入を許す。良いクロスもあったが攻撃の出来は不満。
［MF］
8 レオ・シルバ　6
局面でのタイトな守備に加え、決定機につながる好パスを供給した。
6 小林裕紀　5.5
一度ビッグミスを犯したが、つなぎ役としては無難。終盤は右MF。
18 成岡翔　5.5
次第に運動量が落ちた印象。持ち前の攻撃センスを活かせなかった。
10田中亜土夢　5.5
果敢に２列目から飛び出すも、高山にスピード負けして抑えられた。
［FW］
16 岡本英也　5.5
ポストプレーで起点になるもゴール前の危険なエリアで仕事できず。
20 川又堅碁　5
前半に迎えた２度の決定機でミス。渡部のタイトマークに苦しんだ。
［交代出場］
MF 25 小泉慶　5.5
ボランチの位置から前線に絡んで攻撃への意欲を示したが、実らず。
FW 28 鈴木武蔵　5.5
川又とともに前線のターゲットになったがシュート０本に終わった。
MF 14 小塚和季　-
プレータイムが短く得意のドリブル突破やラストパスは見せられず。
［監督］
柳下正明　5.5
選手交代で攻撃を活性化させようとしたが、いずれも不発に終わる。
 
［試合内容］
互いに高い位置からプレスを仕掛け、球際で激しい攻防が繰り広げられる展開。エース川又がGKとの１対１を決め切れないなど３度の決定機を逃した新潟に対し、柏は73分にFKのこぼれ球を鈴木が押し込んで、接戦を制した。