背番号は昨シーズンに纏った9番をすでにロメウ・ルカク(←エバートン)が継承していたため、ウェイン・ルーニー(→エバートン)から10番を引き継いだ。
昨夏にパリSGからマンチェスター・Uに加入したイブラヒモビッチは、公式戦46試合で28ゴール・10アシストを記録。35歳という年齢を全く感じさせない圧倒的な存在感を放った。
しかし、4月20日のアンデルレヒト戦(ヨーロッパ・リーグ準々決勝・第2レグ)で、右膝十字靭帯断裂の重傷を負う。これによりオプションだった契約延長が破談になり、シーズン終了とともに無所属となった。
その後、古巣のミランやMLSへの移籍話が世間を賑わせる。しかし結局は、リハビリでも施設を借りるなど良好な関係を築いていたうえ、ジョゼ・モウリーニョ監督も再契約を望んでいたマンチェスター・Uとサインした。
戦列復帰にはもう数か月かかると見られるイブラヒモビッチについて、モウリーニョ監督は公式サイトで「ズラタンが回復への道を歩んでいることを嬉しく思う。シーズン後半戦で重要な戦力になってくれるだろう」とコメントしている。
またイブラヒモビッチ本人も、「俺は始めたものを終わらせるために戻ってきた。それがずっと自分の考えだった。オールド・トラッフォードに戻るのが待ち遠しい。懸命に働いて最高の状態で戻って見せる」と意気込んだ。
プレミアリーグとチャンピオンズ・リーグの覇権を狙うマンチェスター・Uにとっては、イブラヒモビッチ再加入は大きな“補強”と言えるだろう。
