闘将ロイ・キーンの「理不尽KO」で記憶が飛んだ元マンU戦士とは?

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年06月13日

理不尽極まりないキーンの行動とは。

ボランチだったキーン(左)とDFのエインセ(右)。ポジションも近く、守備に関して言い争うことも多かったのだろう。 (C) Getty Images

画像を見る

 たとえ挑んできた相手がチームメイトだろうと歯向かったとあれば打ちのめす――。それこそが、「闘将」と呼ばれる所以なのかもしれない。そんな興味深い話を明かしたのは、元マンチェスター・ユナイテッドのガブリエル・エインセだ。
 
 2001年に加入したパリSGで頭角を現したエインセは、2004年の夏にマンチェスター・Uに移籍。2006-07シーズンにプレミアリーグを制するなど3シーズンに渡って活躍した。
 
 そんな元アルゼンチン代表DFは、マンチェスター・U加入当初に当時のキャプテンだったロイ・キーンとの闘争エピソードを明かしている。英紙『サン』が報じた。
 
 それはある試合で敗戦後のロッカールームで起きたという。負けた悔しさから「誰とも話したくなかった」というエインセの耳に、「クソッタレ」という言葉が聞こえたという。
 
「僕は英語を理解できていなかったけど、侮辱的な言葉だというのはすぐに分かった。それで誰かと思えば、ロイ・キーンが僕の名前と一緒にクソッタレと口にしていたんだ」
 
 自らが罵られていることに気づいたエインセは、「すぐに立ち上がって彼の下に向かった。キーンがマンチェスターのアイドルで、誰もが愛している偉人だと知っていたけど、『クソッタレはアンタだ!』と言い返したんだ」という。
 
 しかし、エインセは「実は、そのあとのことは全く記憶にないんだ…」とのこと。偉大なるキャプテンにその場でノックアウトされたことを明かしている。
 
 1993-94シーズンにマンチェスター・Uに加入したキーンは、1997年にエリック・カントナからキャプテンマークを託されると、闘争心を剝き出しにした激しいプレーでチームを牽引。その振る舞いから「闘将」と呼ばれ、マンチェスターの人々から愛された。
 
 そんなキャプテンに不満をぶつけたエインセ。話が事実であれば、かなり理不尽な感じもあるが、キーンのクラブ内での存在感を改めて知れるエピソードと言えるだろう。
 
【関連記事】
ミランでは失格の烙印…「本田圭佑インサイドハーフ」をイラク戦でそれでも強硬?
FIFA研究機関の「市場価格ランク」が意外な結果に…C・ロナウドとメッシがトップ3から外れる!
ミラン行き破談のモラタ、「とても重要なオファー」を送ったマンU移籍に舵を切る?
ミランが「C・ロナウド2世」を獲得! 本田圭佑から10番を引き継ぐか?
期待外れの声に苦しんだマンCのストーンズ、“見知らぬ”相手選手に勇気付けられていた

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ