苦心のシーズンをタイトル奪取で締めくくったアーセナル。
現地時間5月27日、ロンドンのウェンブリー・スタジアムでFAカップ決勝のアーセナル対チェルシーが開催された。
プレミアリーグを5位で終えたアーセナルは、守備の要であるコシエルニーが出場停止で欠場。さらにムスタフィとガブリエウの両CBも負傷で欠いたため、CBにはホールディングと、さらに今シーズン公式戦わずか1試合しか出場していないメルテザッカーを起用した。
一方のチェルシーは、最前線にD・コスタ、アザール、ペドロが配置され、プレミアリーグを制したベストな陣容でこのビッグマッチに臨んだ。
ライバル同士の顔合わせとなり、スタジアムが熱気を帯びるなかで始まった試合は、開始早々にアーセナルがネットを揺らす。
4分、敵バイタルエリアでチェルシーのMFカンテがクリアしようとしたボールを、A・サンチェスがカット。チェルシーの面々はこれをハンドだと自己判断し、足を止めたがプレーは続行。ペナルティーエリア内で完全にフリーとなったチリ代表FWがクルトワとの1対1を難なく制したのだ。
ゴールの判定に納得のいかないチェルシー側が、審判団に抗議するも結果は覆らなかった。
先手を取って勢いに乗ったアーセナルは、14分にエジル、18分にウェルベックが相手ゴールに迫る惜しいシュートを放つなど、チャンスを創出していった。
25分以降は、チェルシーが攻勢を強めて相手を押し込む。しかし、今シーズン初めて先発起用されたアーセナルのベテランCBメルテザッカーの奮闘もあり、決定機を生み出せない時間帯が続いた。
その後もチェルシーがボールを支配したものの、相手の守備網を破れずにスコアが動くことはなく、1-0でアーセナルがリードしてハーフタイムに突入した。
前半に枠内シュートを1本しか打てなかったチェルシーは、後半開始直後から素早い仕掛けを起点に分厚い攻撃を展開。すると、得点には至らなかったが、48分にカンテ、50分にモーゼスと立て続けに枠内シュートを放った。
守勢に回ったアーセナルだったが、ここでもメルテザッカーが読みの利いた守備を披露。ベテランDFは相手のチャンスの芽を摘んだ。
決め手を欠いたチェルシーは、61分にマティッチに代えて、元アーセナルのセスクを投入して攻勢を強めたが、67分に敵ペナルティーエリア内で倒れたモーゼスがシミュレーションを取られて、2枚目の警告を受けて退場となってしまった。
数的不利となり、追い込まれたチェルシー。しかし、それでも同点に向けて攻勢続けると、ここで存在感が希薄だった主砲が一撃を見舞う。
76分、途中出場のウィリアンの絶妙なクロスボールをペナルティーエリア内で受けたD・コスタが、強烈なボレーシュートを見舞ってネットを揺らした。
振り出しに戻った試合だったが、アーセナルが失点後の78分にCFのジルーを投入。すると、この交代策が即座に的中する。
79分、左サイドに抜け出したジルーの折り返しをボックス内でフリーとなっていたラムジーが押し込んで、勝ち越したのだ
相手の一瞬の隙を突いて再度リードを奪ったアーセナルは、ボールを保持しながらショートカウンターを狙った。一方、追いつきたいチェルシーは86分にD・コスタが決定的なシュートを見舞ったが、これを相手守護神のオスピナにセーブされて万事休すとなった。
結局、試合は、アーセナルが最後まで集中した守りで逃げ切って2-1で勝利した。
ライバルのチェルシーを下して、FAカップ史上最多となる13度目の優勝を果たしたアーセナル。プレミアリーグでCL出場権を逃し、ヴェンゲル解任も騒がれた苦心のシーズンを何とかタイトルで締めくくった。
プレミアリーグを5位で終えたアーセナルは、守備の要であるコシエルニーが出場停止で欠場。さらにムスタフィとガブリエウの両CBも負傷で欠いたため、CBにはホールディングと、さらに今シーズン公式戦わずか1試合しか出場していないメルテザッカーを起用した。
一方のチェルシーは、最前線にD・コスタ、アザール、ペドロが配置され、プレミアリーグを制したベストな陣容でこのビッグマッチに臨んだ。
ライバル同士の顔合わせとなり、スタジアムが熱気を帯びるなかで始まった試合は、開始早々にアーセナルがネットを揺らす。
4分、敵バイタルエリアでチェルシーのMFカンテがクリアしようとしたボールを、A・サンチェスがカット。チェルシーの面々はこれをハンドだと自己判断し、足を止めたがプレーは続行。ペナルティーエリア内で完全にフリーとなったチリ代表FWがクルトワとの1対1を難なく制したのだ。
ゴールの判定に納得のいかないチェルシー側が、審判団に抗議するも結果は覆らなかった。
先手を取って勢いに乗ったアーセナルは、14分にエジル、18分にウェルベックが相手ゴールに迫る惜しいシュートを放つなど、チャンスを創出していった。
25分以降は、チェルシーが攻勢を強めて相手を押し込む。しかし、今シーズン初めて先発起用されたアーセナルのベテランCBメルテザッカーの奮闘もあり、決定機を生み出せない時間帯が続いた。
その後もチェルシーがボールを支配したものの、相手の守備網を破れずにスコアが動くことはなく、1-0でアーセナルがリードしてハーフタイムに突入した。
前半に枠内シュートを1本しか打てなかったチェルシーは、後半開始直後から素早い仕掛けを起点に分厚い攻撃を展開。すると、得点には至らなかったが、48分にカンテ、50分にモーゼスと立て続けに枠内シュートを放った。
守勢に回ったアーセナルだったが、ここでもメルテザッカーが読みの利いた守備を披露。ベテランDFは相手のチャンスの芽を摘んだ。
決め手を欠いたチェルシーは、61分にマティッチに代えて、元アーセナルのセスクを投入して攻勢を強めたが、67分に敵ペナルティーエリア内で倒れたモーゼスがシミュレーションを取られて、2枚目の警告を受けて退場となってしまった。
数的不利となり、追い込まれたチェルシー。しかし、それでも同点に向けて攻勢続けると、ここで存在感が希薄だった主砲が一撃を見舞う。
76分、途中出場のウィリアンの絶妙なクロスボールをペナルティーエリア内で受けたD・コスタが、強烈なボレーシュートを見舞ってネットを揺らした。
振り出しに戻った試合だったが、アーセナルが失点後の78分にCFのジルーを投入。すると、この交代策が即座に的中する。
79分、左サイドに抜け出したジルーの折り返しをボックス内でフリーとなっていたラムジーが押し込んで、勝ち越したのだ
相手の一瞬の隙を突いて再度リードを奪ったアーセナルは、ボールを保持しながらショートカウンターを狙った。一方、追いつきたいチェルシーは86分にD・コスタが決定的なシュートを見舞ったが、これを相手守護神のオスピナにセーブされて万事休すとなった。
結局、試合は、アーセナルが最後まで集中した守りで逃げ切って2-1で勝利した。
ライバルのチェルシーを下して、FAカップ史上最多となる13度目の優勝を果たしたアーセナル。プレミアリーグでCL出場権を逃し、ヴェンゲル解任も騒がれた苦心のシーズンを何とかタイトルで締めくくった。