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広島皆実に12大会ぶりの歓喜を呼び込んだ“芝を読む力”。印象的な魂のワンプレー「みんなで少しでも長い時間サッカーをしたい」【選手権】

カテゴリ:高校・ユース・その他

有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

2025年12月29日

奇跡じゃなくて予測――

広島皆実がチーム一丸で接戦を制した。写真:滝川敏之

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 12月29日に第104回全国高校サッカー選手権の1回戦が開催され、広島皆実(広島)が専大北上(岩手)とニッパツ三ツ沢球技場で対戦。2-1で接戦を制し、12大会ぶりに選手権で勝利を掴んだ。

 前半18分にFW野村陸路(3年)のPKで先制点、前半34分にMF宇野陽向(2年)の鮮やかなミドルシュートで追加点をゲット。その後に専大北上の猛反撃に遭い、後半17分にMF平山太陽(3年)に1点を返されるも、同点弾は決して許さなかった。

 球際で身体を張り、チーム一丸で掴み取った1勝だ。粘り強い守備を象徴するシーンがある。1点差に詰め寄られて迎えた後半33分のシーンだ。

 GK井本悠聖(3年)がかわされ、大ピンチとなったが、カバーに入ったDF杉山遼(3年)がゴールラインぎりぎりのところでスライディングを繰り出し、決死のシュートブロック。失点を回避するスーパープレーを見せた。

「自分たちはこれで最後の大会。みんなで少しでも長い時間サッカーをしたい。1失点してしまったんですけど、『もう絶対点を取らせない』って気持ちで滑りました」
 
 杉山は自身のプレーをそう振り返った。芝を読む力もプラスに働いたようだ。

「1失点目は緩いボールで点が入っていたので、今日の芝は滑りにくいのかなと。シュートブロックに行けば、チャンスあるのかなと思ってブロックに入ったら、あの時もちょうど緩いボールで止まりそうなボールだったので、足を伸ばして止められて良かったです」

 奇跡じゃなくて予測? 報道陣からそう問われると、頼れる背番号5は「そうです」と笑みを浮かべた。この先も最善の準備を行ない、広島皆実一丸で勝ち進んでいけるか。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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