なぜ不在だったのか、理由は明らかになっていない。謎が残るだけに、去就をめぐる憶測につながるのは避けられないだろう。

　前田大然、旗手怜央、山田新、稲村隼翔が所属する名門セルティックは12月21日、スコティッシュ・プレミアシップ第18節でアバディーンに３－１で勝利した。ウィルフリード・ナンシー監督が就任してから４連敗を喫していたが、公式戦５試合目にして待望の白星を手にしている。

　ただ、前田がスタメンに名を連ね、山田が途中出場し、稲村がベンチに座ったこの一戦で注目されたのが、試合メンバーに旗手の名がなかったことだ。

　主力である旗手が不在だった理由は不明だ。専門サイト『67 HAIL HAIL』は22日、「ハタテ欠場の理由は監督から説明されていない。だが、セルティックが中盤をコントロールした様子を見る限り、彼はポジションを取り戻すのに苦しむかもしれない」と報じた。

「28歳の彼は良いときもあるが、極めて不安定でもあった。良かった試合があるたびに、それから５試合はせいぜい平均的な出来だった。それはどんなチームにとっても、持続可能ではなく、健全でもない。日曜の試合に勝ったとき、彼の不在を感じなかったのは明らかだ」
 

　さらに、同メディアは「移籍の可能性を除外すべきではないだろう」と続けている。

「現在の契約は2028年までだ。ハタテはまだ、売れば価値のある選手だろう。その資金をもっと安定した選手に再投資することができるかもしれない」

　今季のセルティックはチャンピオンズ・リーグで予選敗退に終わり、国内リーグでのハーツの後塵を拝している。ブレンダン・ロジャーズ元監督は電撃辞任し、マーティン・オニール暫定監督の下で復調しかけたが、ナンシー政権になって再び苦しんでいる。

　近年の黄金期が遠い昔のようになっているだけに、チームの刷新が話題になっても不思議ではない。いずれにしても、まずは旗手の状況が明らかになるのが待たれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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