エールディビジ16試合で18ゴールと無双しているフェイエノールトの上田綺世は、ともにイタリアの名門であるミランとユベントス、田中碧が所属するプレミアリーグの古豪リーズなどからの関心が取り沙汰されている。

　そんななか、その日本代表FWの後釜について報じたのが『FootballTransfers NL』だ。「フェイエノールトは、ウエダの後継者として理想的な選手を獲得するだろう」と題した記事を掲載。データを基に、２人の日本人ストライカーを補強候補に挙げた。

　同メディアは、まず上田の活躍について、「ロッテルダムでのやや不安定なスタートの後、すっかりチームに馴染んだようだ。フェイエノールトの日本人ストライカーは次々とゴールを決めている」と評価した。

「オランダでの最初の２シーズンは大きな成功を収めることができず、68試合に出場したものの、得点はわずか14点にとどまった。しかし、今シーズンはすべてが違っているようだ。ロビン・ファン・ペルシ監督から全幅の信頼を得ているこの日本人選手は、突如として真のゴールマシンへと進化した」

　そして、「ウエダの力強いパフォーマンスは、間違いなく海外でも注目を集めるだろう。フェイエノールトにとって、この日本人選手がどれだけ長く活躍できるかは非常に疑問だ。現在27歳のウエダは、まだ大きく成長し、欧州のトップリーグでプレーできる年齢でもある。そのため、移籍はあり得ると言えるだろう」と主張。「理想的な後継者」として、ともにNECでプレーする小川航基と塩貝健人を挙げた。
 

「ウエダが実際にフェイエノールトを退団した場合、後任を探すことになる可能性が高い。NECには同胞の２人が前線でプレーしており、絶好の機会となるだろう。『SciSports』（オランダのデータ分析会社）のデータによると、オガワとシオガイはフェイエノールトの選手（ウエダ）と99％の類似性があり、理想的な後継者と言えるだろう」

『FootballTransfers NL』は「シオガイがベストの選択肢だ」と強調している。

「その場合、フェイエノールトはシオガイを選ぶのが賢明だろう。最近デ・カイプでフェイエノールト相手に２ゴールを挙げたこのストライカーは、『SciSports』のキャリアアドバイスツールによると、フェイエノールトのクラブフィット評価が81である。さらに、彼はオガワよりもかなり若いため、将来を見据えた移籍はより理に適った選択と言えるだろう」

　20歳の塩貝は、リーグ戦で小川を１点上回る７ゴール（すべて途中出場）、全公式戦では９得点を挙げている。日本代表入りも期待される新星の去就に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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