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「練習場で芝を刈っているのか」名門の日本人FWへの“冷遇”にOBの元プレミア得点王が嘆き。ベンチにも入れず…

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2025年10月06日

「今のセルティックはさえない」

9月は1試合も出場できなかった山田。(C)Getty Images

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 スコットランドの名門セルティックに所属する前田大然は夏に移籍を申し出たが、希望はかなえられなかった。昨シーズンと比較してパフォーマンスがやや低調なのはモチベーションの低下が原因とも批判され、ポジションも左ウイング、CF、右ウイングと安定していない。

 レジェンドOBのクリス・サットンは、地元紙『Daily Record』のコラムで、「退団するところだったマエダは右サイドに回されている」と述べている。

「それでも今の彼にとってはベストの場所だと思う。ただ、彼にとって最もやりやすいポジションではない。そしてブラガ戦ではウイングバックにもなった」

 ただ、苦しんでいるのは前田だけではない。旗手怜央もシーズン序盤戦の評価が芳しくなく、山田新はベンチにも入れず、ほとんどチャンスがもらえていない状況だ。2025-26シーズンの出だしは、セルティックの日本人選手たちにとって難しいものとなっている。
 
 元プレミアリーグの得点王は「ヤマダは練習場で芝を刈っているかもしれない」と、独特の表現で戦力外のような状況と指摘。旗手についても、「これまでのように効果的でない」と嘆いた。

 しかし、今季のセルティックはこれまでの主力の多くが批判を浴びている。夏のクラブによるチーム編成への不満、チャンピオンズ・リーグ予選敗退、無得点試合の多さなど、全体的なことがサポーターの不満につながっている。

 サットンは「セルティックは退屈。これは軽く言っているのでも、目を引くための発言でもない」と、古巣を酷評した。

「とにかく今のセルティックはさえない。先日のブラガ戦のパフォーマンスはとにかく精彩を欠いていた。解決すべき深刻な問題がある」

 ブレンダン・ロジャーズ監督とセルティックの主軸は、この苦境を乗り越えることができるのか。そしてサムライたちも真価を発揮できるのか。今後のパフォーマンスに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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