ブライトンの三笘薫は今季、序盤戦でやや苦しんでいる。プレミアリーグ前節のチェルシー戦では、今季最速となる67分の交代でベンチに騒がった。

　だが、ファビアン・ヒュルツェラー監督は、左サイドでコンビを組んでいたSBのペルビス・エストゥピニャンがミランに移籍した影響は避けられないと指摘。そのうえで、三笘はこれから調子を取り戻していくはずだと強調している。

『The Argus』によると、指揮官は10月５日のウォルバーハンプトン戦を前に、日本代表アタッカーについて「１試合で（調子を落とすことは）あるだろうし、（前節２得点のダニー・）ウェルベックみたいにすべてが変わることを願う」と話した。

「我々の側からアプローチは変わっていない。もちろん、選手たちは変わるものだ。彼はエストゥピニャンとプレーしてきた。今はチームメイトが違っている。私は常にそういうところを強調したい。ピッチにおいてそういう連携がどれほど重要か、お互いを頼ることがどれほど大切かね」

「ペルビスとカオルは長く一緒にやってきた。お互いのことを分かって、互いの動きを知っている。それが今はマクシム・デ・カイペルになった。フェルディ・カドゥオールがいる。だから常に選手たちは代わり、つながりを見いだす必要がある。そして彼が復調すると確信しているよ」
 

　ヒュルツェラー監督は「誰もが彼にとても大きな期待をかける。誰も予想しないようなことをやるときがあるからね」と続けている。

「ただ、私は彼自身も自分に大きく期待しているのを知っている。彼がもっと良いプレーができる、もっと大きなインパクトを残せるというのは、みんなが知っていることであり、みんなが同意している。彼はウチにとってゲームチェンジャーだからね」

「だから、彼は突き破り、責任を負って、すべての練習でハードワークし、調子を取り戻さなければならない。そうすれば、素晴らしいインパクトを残せると確信している」

　三笘がレンタル移籍から復帰し、ブライトンでプレミアリーグを戦うようになって、今季は４シーズン目だ。批判の声があるのも、これまでの実績から、ハードルが高くなっているからこそだろう。この状況を打破し、再び躍動できるのを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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