アル・アハリに所属しているアイバン・トニーが、サウジアラビアリーグのレベルを自信たっぷりに語った。

　29歳のイングランド代表FWは、昨夏にブレントフォードからアル・アハリに移籍。クリスティアーノ・ロナウドをはじめ、数多のビッグネームが名を連ねるサウジに活躍の場を移すと、リーグ戦30試合で23ゴールをマークしてみせた。

　また、アジア・チャンピオンズリーグエリート制覇に大きく貢献。決勝では川崎フロンターレを２－０で下した。

　異国で充実の日々を過ごすなか、母国の有力紙『The Guardian』のインタビューに応じたトニーは、世界最高峰と称される“古巣”プレミアリーグを引き合いに出し、こう言い放った。

「僕にとってこのリーグはプレミアリーグと同じレベルにある。もしアル・アハリがプレミアリーグにいたら善戦し、上位４チームに迫るだろう。ここは質の高いリーグであり、見下すべきではない。我々はアル・ヒラルがマンチェスター・シティと対戦し、彼らを打ち負かすのを見た。サウジアラビアのレベルは高い。選手たちはプレミアリーグほど有名ではないが、プレミアリーグでプレーできる選手はたくさんいる」
 

　一方で、サウジリーグは観客数が低迷している。がらがらのスタジアムが度々話題になっているが、トニーが気にするところではない。

「状況は異なるものの、選手たちはただ１つの目的でそこにいる。勝点３を獲得し持ち帰るためだ。情熱は自分自身とロッカールームの中に存在する。観客が10人だろうと１万人だろうと２万人だろうと関係ない。勝つのは選手たちの責任だ」

　トニーが触れたように、今夏のクラブ・ワールドカップでは、アル・ヒラルがイングランド屈指の強豪マンCを４－３で破ってみせた。プレミア級かはさておき、リーグレベルが向上していることは間違いなさそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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