FIFAランキング29位のスウェーデン代表は現地９月８日、同95位のコソボ代表とのワールドカップ欧州予選で、０－２の敗戦を喫した。

　試合は26分にカウンターから先制を許すと、42分にも一瞬の隙を突かれて２失点目。後半もスウェーデンは思うようにチャンスを作れず、１点が遠いまま敗れた。

　スウェーデンメディア『Sportbladet』は「惨事に打ちのめされている。本当に敗退しつつある」と総括。そして、元スウェーデン代表MFのフレドリク・ユングベリ氏のコメントを伝えた。

「完全に恐ろしい内容だった。コソボには明確な戦術があった。ハイプレスで我々を誘い出し、全員が前に出て猛スピードで来る。そしてカウンターを仕掛ける。これは最初から明らかだった。我々には大きな問題がある」

　続けて、選手の発言も紹介。キャプテンのDFイサク・ヒエンは「非常に大きな失望だ。どれほど失望しているか言葉にするのは難しい」とコメント。MFヒューゴ・ラーションも「試合後に自分たちで話したが、これでは十分ではない。レベルを上げて、もっと良くしなければならないことは分かっている」と反省の弁を述べた。
 

　また途中出場したDFエミル・クラフトは「大きな失望で、チーム全体を代表して言いたい。まずスウェーデンのすべてのファン、現地で応援してくれた皆に謝罪したい。もっと良くできたはずだと感じた。今はただひどくガッカリしている」と謝罪した。

　スウェーデン代表は今予選２試合で、ここまでわずか勝点１でグループ３位と厳しい状況。W杯の出場権を掴むには、最低でも２位までに入る必要がある。

　世界ランキングで大きく下回るコソボに敗れた事実は、同国サッカー界に大きな衝撃を与えている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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