日本サッカー協会が７月14日、公式YouTubeチャンネルで、韓国でE-１選手権を戦う日本代表に密着した『Team Cam vol.02』を公開。その中で綱島悠斗（東京ヴェルディ）の“バイブル”が明らかになった。

　綱島は2000年８月生まれの24歳で、エアバトルを制する高さと当たり負けしない身体の強さを備える188センチのDFだ。今大会で待望の日本代表初招集を受け、12日の中国戦でデビューを果たした。

　優勝を懸けて臨む15日の韓国戦での活躍も期待される有望株は、長友佑都（FC東京）から大きな影響を受けているようだ。映像内でその14歳上の先輩と並んでケアを受けている際に、「佑都さんのおかげで、佑都さんの本のおかげで、今の自分がいます」と感謝を伝えた。

　これを聞いた長友は「コイツ小学校の時に俺の本を３冊、『上昇志向』と『日本男児』と体幹本を買って、めっちゃ読んでたらしい」と補足。すると、綱島はさらに「『日本男児』を２周ぐらいしましたね。靴が壊れるまで走ろうと思いました」とも口にした。
 

　長友は「だいぶ読み込んでんな！」「いいじゃん、いいじゃん」と嬉しげだ。ただ、ここでキラーパスを発動。日本代表の元キャプテンで、現在は森保ジャパンとフランクフルトU-21でコーチを務める長谷部誠氏のベストセラーを挙げ、こう尋ねた。

「その時さ、『心を整える』も本屋に一緒に並んでたじゃん？ 俺を選んだのは何でなの？長谷部誠ではなく、長友佑都を選んだ（理由を）はっきり言っておいた方がいいんじゃない？」

　際どい質問――思わず顔を覆った綱島は「迷ったんですけど...佑都さんの本が親父からのプレゼントだったんですよ。お父さんが佑都さん大好きで。僕も好きで喜びました」と理由を説明した。

　綱島の名前も「ユウト」。名著を通じても繋がる“Wユウト”にこれからも注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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