パルマに所属する日本代表GKの鈴木彩艶には、様々なビッグクラブが関心を寄せていると言われる。そんななか、プレミアリーグ移籍に向けて話し合いが進んでいるとの情報が新たに届いた。

　そのクラブとは、古豪ウェストハムだ。専門サイト『The West Ham Way』は７月５日、『ExWHUEmployee』の「スズキとの話し合いが進んでいる」との報道を伝えている。

「トップターゲットとして浮上し、代理人を通じて選手と話し始めている。すべてが計画どおりに進み、クラブがリーズナブルな価格と判断すれば、次の加入選手のひとりとなるかもしれない。また、クラブが長く望んできたアジア市場向けの補強という条件も満たす」

これを受け、『West Ham Zone』は「スズキのような若い日本人選手を獲得すれば、アジアにおけるウェストハムのブランド力が高まる」と、日本市場におけるウェストハムの存在感が増すかもしれないとの見解を示した。

「アジアからのタレントの数は増えており、彼らが価値を高め、移籍することになれば巨額に利益をもたらすこともあり得る。そのため、この市場で選手を獲得することでウェストハムは多くを得られる。この夏のターゲットになる日本人選手はスズキだけではないかもしれない」

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　だが、『Hammers News』は「パルマの上層部に考えさせるだけでも3000万ポンド超（約59億円）が必要なようだ。契約解除条項もない。交渉が進んでいるとの話は、的外れとみられる」と報じた。

「ウェストハムが評価していることは確認できる。代理人ともコンタクトをとった。だが、現時点でそれ以上のことはない。昨季のプレミアリーグで14位にとどまったハマーズへの加入をスズキが考えるかも疑わしい」

　ウェストハムの関心が報じられたことで、イタリアの一部メディアもイングランドでの報道を紹介した。だが、『TUTTOmercatoWEB』は、鈴木本人とパルマの考えは残留で変わっていないと伝えている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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