７月３日に交通事故で急逝したリバプールのポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタと弟のアンドレ・シウバさんの葬儀が、母国ポルトガルのゴンドマールの教会で執り行なわれた。

　リバプールのアルネ・スロット監督、同僚のフィルジル・ファン・ダイクやアンドリュー・ロバートソン、ポルトガル代表のチームメイトであるブルーノ・フェルナンデス、ベルナルド・シウバ、ジョアン・フェリックスらが参列。同じく同胞のルベン・ネベスとジョアン・カンセロのアル・ヒラルのコンビは、クラブ・ワールドカップ敗退後にアメリカから駆けつけたなか、同国代表の主将であるクリスティアーノ・ロナウドの姿が見えず物議を醸した。

　マジョルカ島でバカンス中という情報もあり、海外メディア『Yen』は、「クリスティアーノ・ロナウド、ポルトガルでのディオゴ・ジョッタの葬儀を欠席し、ファンから非難」と題した記事を掲載。「このような悲劇の後に、ポルトガルの最も有名な選手がジョッタの家族やチームメイトを支えるために姿を現さなかったのはなぜかと多くの人が疑問を抱いた」と伝え、ファンの声を紹介している。

「ポルトガル代表のキャプテンとして、ジョッタの葬儀に出席しないのは残念なことだ」
「ロナウドは大好きだ。彼は永遠に私のGOAT。でも正直言ってがっかりだ。ポルトガル代表の選手はほぼ全員が参列していた。キャプテンとして、その責任は重大だ。彼は参列するべきだった」
「ルベン・ネベスはわずか13時間前までクラブワールドカップ準々決勝に出場していた。その後すぐにオーランドから飛行機に乗り、友人の葬儀に参列した。ロナウドはまだ参列していない」
「ジョッタの葬儀でロナウドの写真が見当たらない。彼はポルトガル代表のキャプテンだろ？」

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　ただ、ロナウドなりの考えがあったようだ。英紙『Mirror』は、「ジョッタの葬儀をクリスティアーノ・ロナウドが欠席した理由が明らかに」と見出しを打ち、こう伝えている。

「ロナウドは自身の名声が兄弟への追悼の妨げにならないように、この小さな町への訪問を見送ったという。サッカー界のスター選手は、自身の存在が兄弟への追悼に悪影響を及ぼすことを恐れ、家族との時間を大切にし、スポットライトを浴びないようにしている」

　自身が参列することで、騒ぎになるのを恐れたと考えられているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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