現地６月５日に開催された北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第９戦で、森保一監督が率いる日本代表とホームで対戦した。

　大幅にスタメンを入れ替えた日本を相手に、序盤からゲームの主導権を握られたオーストラリアは、粘り強い守備で応戦。スコアレスで前半を終える。

　後半も押し込まれる時間が続いたが、耐え凌ぐと、０－０で迎えた90分に敵陣でボールを奪って右サイドを突破。ライリー・マッグリーの折り返しに反応したアジズ・ベヒッチがダイレクトシュートを突き刺して決勝点を奪った。このまま１－０で勝利し、日本に今予選初めての黒星をつけた。
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　豪州メディア『The West Australian』によると試合後、オーストラリアのトニー・ポポヴィッチ監督は、「特別な夜だった。得点した時、そしてもちろん試合後に湧き上がった感情、あの瞬間は一生忘れない」と喜びを露わにする。

　また、日本戦については「現時点でアジア最強のチームとの対戦で、これ以上良いシナリオは考えられない。もっとも、その局面を迎えるまでの90分間は、明らかに緊張するものだった」と振り返った。

　そして最後には「オーストラリア代表に関わる全ての方々に心から感謝している。私が就任して以来、本当に忙しい時期を過ごしたが、全員が我々の目ざすものを受け入れてくれて、その目標達成に非常に近づいている」と述べている。

　グループの上位２チームがW杯本大会にストレートインできるなか、現在２位のオーストラリアは３位のサウジアラビアに３ポイント差をつけている。10日にはその２位通過を懸けてサウジアラビアと激突する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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