現地５月21日に開催されたヨーロッパリーグ（EL）の決勝で、マンチェスター・ユナイテッドは、同じプレミアリーグのトッテナムとスペインのビルバオで対戦。42分にブレナン・ジョンソンに決められた１点が最後まで返せず、０－１で敗北を喫した。

　プレミアリーグで16位に沈んでいるユナイテッドは、これで来シーズンのヨーロッパカップ戦に出場できなくなった。

　名門の体たらくに、英国メディアは辛辣だ。『The Independent』紙は敗戦後の様子を「友人からの慰めはなかった。泣きつかれる肩を貸してくれる人もいなかった。ただ、期待外れの、無能なサッカー選手たちが、一人で考え込んでいた」と記し、こうこき下ろした。

「今シーズン20敗目を喫した後、彼らの最大の懸念は、どうやって雇用主を説得してもう１シーズン残留させられるかということだ。あるいは、本当に残留を望んでいるのかどうかも問題だ」

「悲惨なシーズンに、まさにふさわしい幕引きだった。ユナイテッドは、本来進むべき方向とは正反対の方向へ逆戻りしている。ルベン・アモリム監督が奇跡を起こすサッカーの錬金術師でもない限り、ユナイテッドの近い将来は暗い。さらなる敗北、さらなる人員削減、そしてさらなる苦難が待ち受けている」

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『Daily Mail』も「彼らは惨めだった。全く惨めだった。彼らのパフォーマンスには取り柄がなかった。「彼らは自分たち自身、ファン、スタンドで観戦していたアレックス・ファーガソン元監督、そして彼らの輝かしい歴史、そしてイングランドサッカーにとって恥ずべき存在だった」と手厳しい。

　英公共放送は『BBC』も「1973-74シーズンの降格以来最悪のシーズン」「まさに恐怖のシーズンが決定的となった」と酷評した。

　今シーズン途中に就任したアモリム監督は試合後、続投を強調した。来季は“赤い悪魔”を再建できるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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