悪夢の知らせが届いた。

　現地時間５月17日に一斉開催されたリーグ・アン最終節で、伊東純也、中村敬斗、関根大輝が所属するスタッド・ドゥ・ランスは、上位のリールと敵地で対戦。伊東と関根が先発し、今季リーグ戦で11ゴールを挙げている中村は累積警告で欠場したなか、１－２で敗れた。

　伊東が蹴ったCKから一度は追いつくも、86分に勝ち越し点を浴びてタイムアップを迎えたその時点では、S・ランスは勝点33で残留ラインぎりぎりの15位。２－２で最終盤に突入していたル・アーブルが、同32で入れ替え戦に回る16位だった。

　だが、ル・アーブルが90＋９分に決勝点を奪取。３－２で劇的勝利を収め、勝点34でフィニッシュした結果、日本代表トリオを擁するS・ランスは、土壇場で16位に転落した。

　１部残留を決められず、２部３位のメスとの入れ替え戦（２試合制）を戦う羽目になったうえ、痛いのがスケジュール面である。入れ替え戦はパリ・サンジェルマンとのクープ・ドゥ・フランス決勝（５月24日）の合間、21日（アウェー）と29日（ホーム）に行なわれるのだ。

　パリSGに勝てば、ヨーロッパリーグの出場権が手に入る大一番だが、過密日程のため、非常に難しいやりくりを強いられることとなった。
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　まさかの事態にSNS上は騒然。嘆きの声で溢れている。

「厳しいけど、これが今シーズンのチームの実力」
「何か月も壁にぶつかっている」
「恥だ」
「中２日で決勝パリ戦て」
「ファイナルが台無しになった」
「日程がキツすぎてカップ戦は本気で挑めなくなってしまった」
「入れ替え戦の２試合の間にカップ戦決勝やるのメンタルがやられそう」
「勝つ以外ないんだけど過密すぎるよね」

　15戦未勝利もあり、今季大苦戦しているS・ランスは、窮地を脱することができるか。日本代表トリオの去就に大きく関わるラスト３試合だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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