小久保玲央ブライアン、小川諒也、谷口彰悟、山本理仁、藤田譲瑠チマ、伊藤涼太郎、小森飛絢の日本人７選手を擁するシント＝トロイデン（STVV）が、なんとか１部残留を決めた。

　現地５月10日に開催されたベルギーリーグのプレーオフ３最終節（第６節）で、勝点40で１位のSTVVは、藤井陽也と角田涼太朗が所属し、２部降格が確定済みのコルトレイクと敵地で対戦した。

　勝てば自力で残留を決められる大一番。小久保、小川、藤田、伊藤が先発したなか、開始５分で角田からボールを奪ってのショートカウンターで、アドリアーノ・ベルタッチーニが先制点を奪う。

　しかしリードは束の間、直後の８分に被弾すると、21分にも失点。逆転を許したが、37分に藤田の絶妙なクロスにロイック・ラプシンがボレーで合わせ、同点に追いつく。23歳の日本代表MFは今季４アシスト目となった。

　その後はスコアが動かず。２－２のドローで終わったものの、同時刻に勝点39で２位のサークル・ブルージュが逆転負けを喫したため、入れ替えプレーオフに回ることなく残留を勝ち取った。
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　サムライ大量降格の危機回避に、日本人ファンは一安心だ。SNS上は安堵の声で溢れている。

「よかったよかった。本当によかった」
「シント＝トロイデンの残留は日本サッカー界にとって大きい」
「日本的にもめちゃくちゃ嬉しい」
「今季まさかの残留争いだったが、良い経験になったはず！」
「来シーズンは、是非とも優勝争いを」
「正直、今季の日本人所属プレイヤーの数字は寂しすぎた」
「来季は数字を残してチームを押し上げて欲しい」
「何はともあれおめでとうございます！」

　アキレス腱断裂の大怪我から復帰した谷口は、88分から山本と共に途中出場し、半年ぶりに復帰。33歳の森保ジャパン戦士のカムバックも歓喜を呼び、「おかえり！！！」「最後の最後に谷口の勇姿も見れてよかった」といったコメントが続々と上がっている。

　大苦戦を強いられた今季を経て、来季は残留争いではなく、優勝争いに身を置けるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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