レアル・ソシエダの久保建英は、複数のビッグクラブからの関心が取り沙汰されている。

　先のアスレティック・ビルバオ戦の後には、「今のところ契約は残っているし、ラ・レアルに残って、成長に貢献したい。でも、（退任するイマノル・アルグアシル）監督と同じように、何が起こるか分からない」と発言。移籍に含みを持たせたため、現地でも反響を呼んだ。

　そんななか、スペインメディア『ESTADIO DEPORTIVO』は５月９日、「クボの将来が熱くなる」と題した記事を掲載。「この日本人選手は来夏、プレミアリーグの複数のチームから獲得の要請を受けている。クボは（ソシエダに）疑問を抱いている。彼の契約条項は6000万ユーロで、2029年まで契約がある」と伝えた。

「（地元紙）Diario Vascoの記者が確認したところによると、クボはレアル・ソシエダに移籍する可能性が最も高い選手の一人だ。各種報道によると、この日本人選手は今夏に青と白のクラブを退団するための複数のオファーを受けているという」

「クラブ名は明らかにしていないものの、過去数シーズンにわたって彼を見守ってきたクラブと同じだと付け加えている。同様に、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、リバプールもクボの獲得を狙うチームだ」

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　同メディアは、日本代表MFが退団する可能性が高まっている理由について、こう主張している。

「さまざまな要因からクボの残留が危ぶまれていると報じられている。クラブのスポーツ部門における戦略的なプランの変更と、スビメンディのような重鎮の退団の可能性が相まって、この日本人選手のアノエタでの将来に不確実性が生じている。クボが自身の継続性を確保するために常に言及してきたもう一つの選択肢は、アルグアシル監督との契約を更新することだが、これも実現しなかった」

　記事は、「クボはサン・セバスティアンで幸せに暮らしており、将来について聞かれるたびにその旨を伝えている。しかし、オファーは届いている。ヨーロッパカップ戦の出場権も鍵となるかもしれない」と締め括っている。

　23歳のレフティを巡って、名前が挙がった３クラブなどが絡んだ争奪戦が勃発する様相を呈している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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