プレミアリーグで王座を奪還したリバプールは、夏の編成が注目される。

　去就が騒がれていたモハメド・サラーやフィルジル・ファン・ダイクは契約を延長した。一方、トレント・アレクサンダー＝アーノルドは、今季いっぱいでの退団を決断した。

　動向から目が離せないひとりが、ルイス・ディアスだ。そして彼の今後は、ブライトンの三笘薫をはじめとする代役候補の移籍にも影響を及ぼすかもしれない。

　リバプール専門サイト『Anfield Watch』は５月５日、ディアスを当面とどめるべきとの見解を示した。好条件で適した代役を確保するのが容易ではないとの主張だ。

　同メディアはロドリゴ（レアル・マドリー）やブラッドレー・バルコラ（パリ・サンジェルマン）、アンソニー・ゴードン（ニューカッスル）、アントワーヌ・セメニョ（ボーンマス）といった候補の移籍金が高額になる見込みと指摘した。

　三笘については、「ディアスのわずか１歳下であるミトマは、ここ２シーズンで得点関与は18ゴール（※『Transfermarkt』によると昨季と今季のリーグ戦で21得点に関与）」と報じている。

「もっと質の高いチームでは、もっと良いパフォーマンスができるだろう。だが、第一人者となるだけの能力を持つかどうかは懸念がある」

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　そのうえで、Anfield Watchは「ディアスの代役確保は本質的に問題となる」と続けた。

「それは（契約延長交渉で）ディアスの好きにさせるべきということではない。理想としては、彼の役割をこなせる高いポテンシャルを持った若いウインガーを獲得する必要があるだろう。だが、より長期的なビジョンとなるのが現実的だ。短期的にはもっと分別ある判断をすべきとなる。提案は、サラリーアップをコディ・ガクポに近いものとし、2028年まで契約を１年延長することだ」

「そうすれば、いずれ売却することを視野に入れつつ、来季の彼の将来は確実にできる。そしてそのときには、彼に代わる選手を獲得するのに十分な予算の余地がもう少しあるかもしれない。そうでなければ、別の選手を獲得することなしに彼を売って攻撃面での層が薄くなったり、不適切なパニックバイで大金を支払ってしまう危険がある」

　クラブとコロンビア代表FWがどのような決断を下し、来季に向けた編成にどう影響するのか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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