リバプールを率いるアルネ・スロット監督が、自らが採用したローテーションについて語った。クラブ公式が発言を伝えている。

　現地５月４日に開催されたプレミアリーグ第35節で、すでに優勝を決めているリバプールは、チェルシーと敵地で対戦。１－３で敗れた。

　勝利を掴めなかったものの、今季リーグ戦で初先発を飾った遠藤航は、優れたパフォーマンスを披露。現地メディアから続々と賛辞を寄せられている。

　そのほか、日本代表キャプテンと同様に途中出場が続いていたハービー・エリオットらもスタートからピッチに立ったなか、スロット監督は「タイトルレースの決着と、選手の入れ替えがパフォーマンスに影響したか？」と問われ、次のように答えた。

「それは分からないが、今日見たものは、シーズンを通して見てきた多くのものだと思う。相手のハイプレスを何度も掻い潜り、ファイナルサードに何度も到達した。ただ、今日の守備は、いつも慣れているわけではないので、最後のパーセンテージは普通の水準ではなかった。

　ファイナルサードには何度も来ているわけだから、いつもならもっとチャンスを作れる。全体的に見れば、良いパフォーマンスだったが、最終的なパーセンテージは勝つためのものではなかった」
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　試合前の選手入場時、相手側は花道を作り、リーグ制覇を成し遂げたリバプールの面々を出迎えた。この際にチェルシーサポーターからブーイングが起こったが、オランダ人指揮官の耳には届かなかったようだ。

「正直言って、聞こえなかった。試合中ほぼずっと、私たちのファンの声しか聞こえなかった。彼らは電車では来られないから、車で行ったと聞いているが、彼らは時間通りに来ていたし、試合中ずっと大きな声を出していた。ブーイングは聞いていない。私たちのファンが歌っているのを聞いただけだ」

　今季の残りは３試合で、アーセナル、ブライトン、クリスタル・パレスと相まみえる。遠藤らの再先発はあるのか。スロット監督の来季も見据えているであろう起用法に注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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