栄華を極めたスコットランド時代から打って変わって、フランスでの挑戦は信じられないほど厳しいものになっている。

　現地時間５月３日に開催されたリーグ・アン第32節で、古橋亨梧が所属するレンヌは、トゥールーズと敵地で対戦。１－２で接戦を落とした。

　今冬に加入した古橋は、この一戦でもベンチから外れ、３戦連続メンバー外に。肩の怪我もあったなか、ここまで出場は６試合（先発はデビュー時の１試合）のみだ。

　同じく今冬にレンヌにやって来たハビブ・ベイェ監督のもと、苦しい日々を過ごすなか、スコットランドメディア『The Herald』が「キョウゴのセルティック退団後の悪夢は続く。またもメンバーから外れる」と題した記事を掲載。日本代表FWの現状をレポートしている。

「１月にセルティックからリーグ・アンに活躍の場を移して以来、日本人ストライカーはフランスで厳しい時間を過ごしている。キョウゴ・フルハシは新天地でまだ初ゴールを探しているのだ。彼はレンヌの先発メンバーにも交代要員にも選ばれていない。出場できる状態にあると思われるが、含まれていない」
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　ベイェ監督は以前、古橋について「たとえ彼が望むような出場時間を得られなくても、私のチームにとって不可欠な存在だ。出場時間が少ないからといって、期待に応えていないわけではない。クオリティの高い選手だし、チームに何かをもたらすだろう。私はそう確信している」と語っていた。『The Herald』はこの発言を踏まえ、さらにこうも伝えた。

「指揮官のベイェは先月、就任以来キョウゴをほとんど無視してきたにもかかわらず、『チームにとって不可欠な存在だ』と口にした」

　セルティックで85ゴールを奪った30歳は、「０」のまま半年でフランスを去ることとなってしまうのか。兎にも角にも、まずは「１」を刻みたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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