マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドOBウェイン・ルーニー氏が、アーセナルのサポーターにズバリ物申した。英紙『THE STANDARD』が伝えている。

　現地時間４月29日に開催されたチャンピオンズリーグ準決勝の第１レグで、冨安健洋（怪我で離脱中）が所属するアーセナルは、パリ・サンジェルマンと本拠地エミレーツで対戦。０－１で敗れた。

　準々決勝で前回王者のレアル・マドリーを２戦合計５－１で粉砕したアーセナルだが、開始４分でウスマンヌ・デンベレに被弾。いきなりビハインドを負った後、47分にミケル・メリーノがネットを揺らすも、オフサイドで得点は認められず。結局、ノーゴールで終わり、初戦を落とした。
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　ミケル・アルテタ監督は「結果には失望している。少なくとも引き分けに持ち込みたかった。残念だ」と心境を明かしたなか、ルーニー氏は『Amazon Prime』で「PSGの方が圧倒的に良いチームだった。戦術的にも素晴らしかった。組織的で忍耐強く、２、３点差で勝てたかもしれない」と発言。そのうえで、ホームで敗れたアーセナルについては、次のように語った。

「アーセナルのプレーには少しがっかりしたし、ファンにもがっかりした。レアル・マドリー戦のファンは素晴らしかったし、チームを後押ししていた。でも今日は控えめだった。拍子抜けしたよ。彼らはレアル・マドリードを破り、決勝まで簡単に行くと思っていた。ファンはずっとそこにいなければならない。もちろん、選手も存在感を示さなければならないが、両者とも十分ではなかった」

　39歳の元イングランド代表は、声援の重要性を力説。「選手たちには助けが必要だ！」と訴えた。

「レアル・マドリー戦のファンの盛り上がりは今まで聞いたなかで最高だった。今夜は（マドリー戦と）同じエネルギーを与えなかった。チャンピオンズリーグの大一番では、それが勝負の分かれ目になるかもしれない」

　第２レグは５月７日にパルク・デ・プランスで行なわれる。敵地ではあるものの、アーセナルのサポーターは声の力で、フランス王者撃破に導けるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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