遠藤航が所属するリバプールは４月27日に開催されるプレミアリーグ第34節のトッテナム戦で、引き分け以上なら５年ぶり20回目のトップリーグ制覇が決定する。

　その一戦を前に、リバプールの専門サイト『ROUSING THE KOP』は、「トッテナム戦でプレミアリーグの優勝を決定づけるゴールを決めるのをファンなら誰もが見たいリバプールの３選手」をピックアップ。モハメド・サラー、ダルウィン・ヌニェスと共に、なんと今シーズン０得点の遠藤が選出された。

　同メディアは「リバプールのチームメンバー全員が優勝に最後の仕上げを加える選手になることを夢見ているなか、ここではすべてのファンが重要なゴールを決めるのを見たいと思われる３人の選手を紹介する」と綴り、まずエースのサラーについて、こう言及する。

「このエジプト人選手は実に驚異的なシーズンを送り、プレミアリーグ史上最高の選手としての地位を確固たるものにした。すでに27ゴールを記録しているサラーが、そのすべてを締め括り、タイトルを獲得するならふさわしいだろう」

　ウルグアイ代表FWについては、「ヌニェスにとって今シーズンは厳しい年となり、過去６か月間は調子が落ちたため、夏には売却される見込みだ。しかし、彼は特別な瞬間を生み出すこともできる。ブレントフォード戦での２ゴールは、リバプールがついにチャンピオンになると信じ始めた瞬間として永遠に記憶されるだろう」と主張している。

「予想される退団を前に、ヌニェスが再び活躍し、永遠に残る大きな思い出とともにアンフィールドを去ることができたら素晴らしいだろう」

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　そして、「通常であれば、ジョー・ゴメスがこのリストのトップに君臨していたはずだ。しかし、依然として負傷中で、トッテナム戦には出場しない。彼が不在の間、エンドウがこの試合のカルトヒーローとして彼の代わりを務めることになるだろう」と続け、日本代表キャプテンをチョイスした理由を明かしている。

「エンドウは今シーズン、ファンの確固たる人気選手となった。今シーズンはまだプレミアリーグの試合に先発出場していないものの、この日本人のプロ意識と献身性は称賛に値する。１年間ベンチに座っていたものの、役割を果たしたエンドウが優勝を飾れば嬉しい」

　そして、「結局のところ、リバプールが勝利を収める限り、誰がゴールを決めても構わない。誰が決めても文句は言わない。しかし、もしこの３人のうちの誰かだったら、ほんの少しだけ特別な気持ちになるかもしれない」と締め括っている。

　この記事だけでも、出場時間は短くても、遠藤がどれだけ評価され、愛されているかが窺い知れる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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