セルティックにとって、古橋亨梧を呼び戻すのは得策なのか。

　１月にレンヌに移籍して以降、古橋が新天地で苦しんでいるのは周知の通りだ。直近の試合では、ついにベンチから外れた。そうした状況を受け、たびたび話題になっているのが、セルティック復帰の可能性である。

　30歳の日本代表FWがスコットランドの地で確かな実績を残したことは言うまでもない。2021年夏に移籍してから、３シーズン半で85ゴールをマーク。その人柄もあり、グラスゴーのサポーターから愛された。

　大一番でも勝負強さを見せ、エースとしてタイトル獲得に貢献してきた古橋だけに、復帰となれば一定の活躍が見込めるだろう。

　セルティックは古橋と入れ替わるようにジョッタが戻ってきた。来季はキーラン・ティアニーが戻ってくることも決まっている。古橋復帰が議論となるのも無理はない。

『Football Insider』によると、かつてセルティックにも在籍したポール・スレーンは、ポッドキャスト『Open Goal』で「キョウゴの復帰をちょっと考えるのはアリかな」と話している。

「ティアニーやジョッタと同じで、売ったときより安い金額で手に入れば、素晴らしいビジネスだ」

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　同メディアによると、スレーンらの発言を受け、ポッドキャストの司会者は「選手のロンダリング」かと冗談を飛ばしたという。マネーロンダリングならぬプレーヤーロンダリングだ。

　コメントを紹介したFootball Insiderは、「今季再びスコットランド国内で三冠を達成しつつあるが、最近は結果やパフォーマンスの悪さから夏の補強の必要性が浮き彫りになった」と報じている。

「すでにこのレベルのゴールスコアラーとして実績があるキョウゴの復帰は、その役に立つだろう。日本代表はレンヌで苦しんでおり、選手もクラブもこの取引の実現に前向きかもしれない」

「フランスでうまくいっていないことを考えれば、彼の価値は下がっているだろう。セルティックはキョウゴでも利益を得られるかもしれないということだ。クラブのそのほかの移籍ビジネスにも役立つだろう。今後、それなりに重みを持つかもしれない」

　セルティックと古橋は“再婚”を考えるのか。夏の動きが注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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