日本代表のストライカーが苦しんでいる。

　今冬にセルティックからレンヌへ移籍した古橋亨梧は、現地４月18日に開催されたリーグ・アン第30節のナント戦（２－１）で、メンバーから外された。

　ここまでスタメンはデビュー戦の１試合のみと、ハビブ・ベイェ監督から冷遇されてきたなか、ベンチ入りすら許されなかったのは初めてだ。

　元エースのまさかの苦境に、古巣セルティックの地元メディアも衝撃を受けたようだ。

『THE CELTIC BHOYS』は「フルハシがセルティックを離れ、レンヌに移籍してからまだ３か月も経っていない。しかし、パークヘッドでの不動のスターティングメンバーから脇役に転落してしまったこの日本代表にとっては、一生忘れられない経験だったに違いない。何かを変える必要がある」と伝えている。

　同メディアは、「次のワールドカップで日本代表としてプレーしたいという強い思いが、キョウゴがセルティックを離れ、レンヌに移籍するという決断の原動力となったと考えられている。確かに、グラスゴーにいた頃は、代表の選考から漏れることが多かった」と主張。こう続けている。

「とはいえ、キョウゴがベンチや家に留まっているだけでは、次のワールドカップに選出される可能性は高まらないだろう。まさに今、レンヌで彼がやっていることだ」

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　記事は「キョウゴはレンヌ対ナント戦でメンバーにすら登録されなかった。フランスのクラブに移籍して以来、このような事態は初めてだ。このことは、夏にセルティックに復帰する可能性があるという噂をさらに強めるだろう」と続けている。

「キョウゴは冬にレンヌに加入して以来、先発出場はわずか１回。ほとんどの場合、交代出場かベンチに甘んじている。そして今、彼はチームに定着することさえ難しい状況にある。これは日本人FWにとって間違いなく不安材料となるだろう。クラブのハビブ・ベイェ監督は最近、キョウゴが自身の計画において不可欠な存在だと語っていた。しかし、彼の起用法は明らかにその主張を裏付けるものではない」

　そして、取り沙汰される古巣への帰還についても言及。「問題はセルティックへの復帰が両者にとって意味のあることなのかどうかだ。キョウゴにとっては意味がある。彼はクラブを知り尽くしており、ブレンダン・ロジャーズ監督のシステムにも精通している。もっとも、そのシステムの中でうまく機能しているわけではない」と綴り、こう締め括っている。

「セルティック側については同じことが言えない。キョウゴはクラブで85ゴールを記録しているものの、ロジャーズ監督の下ではベストの状態を見せることができず、変化の時が来ていたのかもしれない」

　レンヌが結果を残しただけに、厳しい状況が続きそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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