４月13日に行なわれたU-17アジアカップの準々決勝で、３連覇を目ざしていたU-17日本代表は、開催国のサウジアラビアと対戦し、PK戦の末に敗れた。

　瀬口大翔のPKで８分に先制した日本は、15分と37分に失点し、前半のうちに逆転を許す。72分に谷大地のスルーパスを受けた浅田大翔がネットを揺らして同点に追いついたものの、PK戦で２－３と屈し、３連覇を逃した。

　ライバルである日本の敗戦を韓国のメディアは続々と報道。『SPOTV NEWS』は「韓国を無視し、アジア最強を叫んだ日本、有望株の大失敗で挫折。U-17とU-20のアジアカップでともに敗退」と伝えている。

「弱体化した韓国サッカーとは一線を画すと言われてきた日本だが、実は年代別代表では連続で不振に陥っている」

　同メディアは、A代表について、「日本は最近、再びアジア最強と話題になっている。先日、北中米ワールドカップの出場権を世界最速で勝ち取った。予選ではオーストラリアやサウジアラビアといったアジアの強豪を相手に６勝２分けという圧倒的なパフォーマンスだった。アジア予選は楽勝だったため、日本は北中米ワールドカップの目標を優勝に公式設定した」

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　記事は、「最近は。韓国を反面教師にしなければならないと上から見下すような雰囲気もある。日本サッカー協会の影山雅永技術委員長が『韓国サッカーのように弱くなってはいけない』と公の場で話し、話題を呼んでいる」と綴り、こう続けている。

「日本はもはや韓国をライバル視していないようだ。韓国と日本の対外的なパフォーマンスに違いがあることを考えれば、それも無理はない。ソン・フンミン、キム・ミンジェ、イ・ガンイン、ファン・ヒチャンといった、かつてないほどスター選手がヨーロッパから集結しているにもかかわらず、韓国はアジアカップで優勝を逃し、ワールドカップ予選でも苦戦を強いられている」

「さらに、U-17アジアカップ開幕直後、韓国と日本のパフォーマンスに差がついたことで、再び盛り上がりを見せた。韓国は開幕戦でインドネシアに敗れた一方、日本はUAEに４－０で圧勝した。だからこそ彼（影山技術委員長）は、弱体化した韓国代表のようになってはいけないと強調したのだ」

　そのうえで、「日本は将来の資源獲得競争において目立った優位性を見せていない。U-17アジアカップとU-20アジアカップの両方で優勝を逃した。UAEに勝利して幕を開けたU-17アジアカップは、ベトナムと引き分け、オーストラリアに敗れ、ベスト16でサウジアラビアに敗退した」と指摘している。

「２月のU-20アジアカップでも、準々決勝でイランに勝利した後、優勝を狙うと宣言した。自信に満ちた発言だった。ところが、準決勝でオーストラリアに負けて荷物をまとめて帰ることになったのだ」

　ちなみに韓国代表は準々決勝でタジキスタンと対戦し、激闘を制してベスト４に駒を進めている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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