４月13日に開催されたプレミアリーグ第32節で、遠藤航が所属する首位のリバプールは、16位のウェストハムとホームで対戦。18分にルイス・ディアスが先制点を挙げた後、86分にオウンゴールで同点弾を献上するも、89分にフィルジル・ファン・ダイクが決勝点を挙げ、２－１で勝利を収めた。

　この一戦は前後半で全く違う内容になった。というのも、立ち上がりから押し込んだホームチームは、圧倒的に押し込んで前半を終えたものの、ハーフタイム以降は反撃に遭い、守備の時間が大幅に増加。打って変わって、耐える展開になったのだ。

　クラブ公式サイトによれば、今季からリバプールを率いているアルネ・スロット監督は、試合後の会見で後半について問われ、「彼ら（ウェストハム）にも良い選手がいる。それが今シーズンのプレミアリーグの強さでもある」と発言。プレミアリーグ全体のレベルの高さを身をもって訴えた。

「彼らは16位か17位だと思うけど、クオリティという点では、今日の我々と一緒に簡単にプレーできる選手を１人か２人挙げられるよ。プレミアリーグとはそういうものだ。今日は特に後半、（ルーカス・）パケタと（モハメド）クドゥスが際立っていた」
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　選手時代を含め、母国一筋でキャリアを積んできた46歳のオランダ人指揮官はさらに、「ウェストハムは確かに称賛に値する。ただ、このような試合は他でも見られる」と主張。前日に鎌田大地を擁するクリスタル・パレスが、マンチェスター・シティに２点リードから逆転され、２－５で負けた例を挙げ、こう付け加えた。

「プレミアリーグの全試合を見ているわけではないが、見ている試合では...昨日、開始20分まではクリスタル・パレスは良い位置にいて、３－０にできたと思った。だけど、わずかなオフサイドで無効になり、結局２－５で負けた。つまり、プレミアリーグにはこのような“幅”があり、プレーするのが難しいリーグであると同時に、人気がある理由でもあるのだ」

　プレミアリーグ１年目のスロット監督は、世界最高峰のリーグで戦う難しさと、魅力をひしひしと感じているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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