U-17日本代表は現地４月10日、サウジアラビアで開催されているU-17アジアカップのグループステージ第３戦で、オーストラリアと対戦。２－３で敗れたものの、他会場の結果により、ベスト８進出とU-17ワールドカップ出場を決めた。

　引き分け以上でノックアウトステージ進出が決まる日本は７分に、CKからDF藤田明日翔のゴールで先制。だが、51分にセットプレーから被弾すると、71分と74分にも失点。２点のリードを奪われる。86分に途中出場の谷大地がネットを揺らしたものの、あと１点が遠かった。

　しかし、他会場でベトナムにリードを許していたUAEが87分に追いつき、ドローに持ち込んだため、UAE、オーストラリアと勝点で並び、当該成績の結果によって、U-17ワールドカップ出場が決定した。 

　この結果に韓国メディアも注目。『Xports News』は「日本、オーストラリアに２－３で敗れる→UAEが同点弾で『ジッダの奇跡』グループ首位で準々決勝進出」と報じた。

「韓国を嘲笑していた日本は、地獄の淵に立たされ、そこから巻き返した。UAEが日本を救った。日本はグループリーグを辛くも突破し、ワールドカップ出場権を獲得した」

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　記事は「U-17アジアカップで、日本代表は辛うじて準々決勝進出を果たした。オーストラリアに敗れ、惨敗を喫するところだったが、同時刻に別のスタジアムで行われた試合の結果により、奇跡が起きた」と報道。こう皮肉っている。

「日本サッカー協会の技術委員会は、韓国がインドネシアに０－１で敗れた大会当初、『昔の韓国サッカーは見られない。韓国の技術は衰退している』と語っていたが、その勢いは空しく終わった」

「韓国を嘲笑することがいかに間違っていたかを痛感させられた90分間だった。日本のサッカーは無敵でも最強でもなかったのだ」

　まさに奇跡的な勝ち上がりとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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