古橋亨梧はセルティックの歴史に名を残すほどゴールを量産した。だが、レンヌに移籍してからは、出場機会さえ満足にない状況だ。一部から、復帰を望む声があってもおかしくない。

　フランスでの古橋はスタメンに１回しか名を連ねていない。出場しても終盤の投入にとどまっている。移籍から２か月、出場４試合で得点・アシストなしという状況は想定外だろう。すでにクラブが新たなストライカーを探し出し、日本代表FWが夏に再び移籍するとのうわさも出回り始めた。

　セルティックの専門サイト『The Celtic Way』は３月19日、「端的に言えば、キョウゴのフランス移籍は、始まる前からすでに終わっていたのかもしれない」と報じている。

　古橋の移籍後、セルティックは前田大然がCFとしてブレイク。影響を感じさせていない。だが、リーグ前節では宿敵レンジャーズとのダービーで敗れた。

　The Celtic Wayは「敗北は復古的な反応をもたらすことがしばしばだ。セルティックの最大のライバルであるレンジャーズ相手の敗戦であればなおさらだ」と伝えている。

「そのため、わずか半年で夏にキョウゴを戻してほしいというサポーターの声が小さいながらあがっている」

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　だがそのうえで、同メディアは「FWのオプションについて、セルティックは夏に違う方向へ向かおうとすることが必要だ」と、古橋復帰を狙うべきではないとの見解を示した。

「マエダはコンスタントな得点で頼れる存在と証明した。だが、ウィングに彼のエネルギーがないことの影響を感じるときもある。アダム・イダに関しては、まだ本当に評価が定まっていない」

「30歳のキョウゴは、ロジャーズとクラブにとって昨日の人だ。年齢やケガの過去にもかかわらず、1000万ポンド（約20億円）を得たクラブはよくやった。セルティックの８番としての３年半にわたる栄光の日々に関して、その功績や称賛を彼から取りあげることは誰にもできない。だが、前に進むときなのだ。彼のことは、セルティックへの輝かしい貢献で深く記憶されていくだろう」

　古橋のレンヌ移籍という選択は、ここまでは実っていない。だが、現状がそうであるように、先のことは誰にも分からないものだ。残留か、再移籍か。いずれにしても、古橋が再びネットを揺らし、セルティックのサポーターに愛された笑顔を見せてくれるように願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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