セルティックでの現在の調子なら、前田大然に注目が集まるのは当然だ。プレミアリーグのクラブも興味を抱いているかもしれない。彼をよく知る人物なら、なおさらだろう。

　１月のマーケットで古橋亨梧をレンヌに売却し、得点力低下が心配されたセルティックだが、その心配は杞憂に終わっている。前田がCFとして代役を務め、ゴールを量産しているからだ。公式戦27得点と、自己最高のシーズンとしている。

　それだけに、夏のマーケットで前田に引き抜きの誘いがあってもおかしくない。元スコットランド代表のロス・マコーマックは、横浜F・マリノスでもセルティックでも指導したアンジェ・ポステコグルー監督が指揮するトッテナムがストライカーを必要としていると指摘した。

　セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』によると、マコーマックは『Open Goal』で「ビッグオファーがあるだろう」と述べている。そのうえで、「実現できるかは分からない」とも話した。

「理由はあるはずだ。スパーズはストライカーを渇望している。アンジェは彼と働いた。何年も、日本にいた頃から見てきた。当時の彼はキョウゴより優れたストライカーとさえ分類されていた」

「ビッグチームがすでに彼を獲得にしにいっていない理由があるはずだ」

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　コメントを伝えた67 HAIL HAILは「理想としては、どんなオファーであっても、セルティックの人間なら誰でも断るはずだ」と伝えている。

「だが、プレミアリーグとスコットランド１部との財政的な差の大きさを考えれば、選択肢がないというときもある」

　大きな飛躍のシーズンとした前田に、さらなるステップアップの機会は訪れるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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