ラ・リーガのタイトル争いにおいても、チャンピオンズリーグ（CL）での勝ち上がりを目ざすうえでも、極めて手痛い黒星となった。

　レアル・マドリーは３月１日、リーガ第26節でベティスに敵地で１－２と敗れた。序盤に先制しながら追いつかれてハーフタイムを迎えると、後半にPKで決勝点を献上。１か月ぶりの敗戦となった。

　エスパニョールに敗れた第22節以降、マドリーは５試合で１勝２分け２敗とブレーキ。１日に勝利したアトレティコ・マドリーに抜かれた。２日に試合を控えるバルセロナに差を広げられる可能性もある。

　マドリーは４日、CLのラウンド16第１レグでアトレティコとのダービーに臨む。ベティス戦の黒星は、ビッグマッチを前に自信喪失にもつながる敗戦となった。

　米スポーツチャンネル『ESPN』によると、カルロ・アンチェロッティ監督も「悪い試合だった」と落胆を表している。

「これは本当に痛手だ。反撃しなければいけない。シーズンのこの段階で負けるのは高くつく。我々はうまくやれなかった。前半でロスト27回だ。多すぎる」
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　アンチェロッティは「こういうプレーでは、火曜（アトレティコとの第１レグ）には勝てないだろう。それはとても明白だ」と苦言を呈した。

「これで我々が目を覚ますように願っている。最近の我々はもっと組織だってまとまっていた。今日はそれができなかった」

　イタリア人指揮官が望むように、マドリーはこの敗北を教訓とできるのか。サンティアゴ・ベルナベウでの大一番、“白い巨人”のパフォーマンスに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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