古橋亨梧のレンヌ移籍が決定的となった。セルティックのブレンダン・ロジャーズ監督も「キョウゴは数か月前に退団の意向を示していた。その後にその気持ちが強まり、退団を望む段階に至った」と説明しており、正式発表を待つだけの状態だ。

　日本代表FWがフランスで新たな挑戦を始める一方で、スコットランド王者にとっては大打撃である。ロジャーズ監督は「残念ながら、我々は彼の（移籍の）契約を締結し、それを完了させなければならない。彼はクラブにとって素晴らしい選手だった。我々は失いたくなかった」とも話している。

　早急な穴埋めが求められるなか、英公共放送『BBC』が「キョウゴ・ロスはどれほどか？セルティックはどのように代わりを探すのか？」と題した記事を掲載。宿敵レンジャーズ相手にも脅威であり続けた古橋について「ゴール、ゲームインテリジェンス、影響力のあるパーソナリティで、パークヘッドのファンの心の中に特別な地位を築いていた」と伝えた。

「スコットランドの王者は今、ただ得点を決めるだけでなく、大一番でビッグゴールを奪い続けていた選手の抜けた穴を埋めなければならない。レンジャーズは彼の（去り行く）背中を見られて嬉しいに違いない」
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『BBC』はそのうえで、後釜に着目。候補のプランの１つとして、セルティックで古橋がCFなのに対し、左ウイングを担っている前田大然の名を挙げた。

「マエダは、日本代表では中央で起用されるケースが多く、ポルトガル人のウインガー、ジョッタが復帰すれば、中央のポジションに入るかもしれない。しかし、サイドバックを倒し、ディフェンスを翻弄する彼のプレーは非常に貴重だ。マエダを中央に配置すれば、１つの問題が解決するが、別の問題を生み出しかねない」

　３年半で165戦85発をマークした大エースが抜ける穴は、非常に大きい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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