ドイツ、フランス、イタリア。次はイングランドだ。

　浦和Lからフランクフルトに移籍し、以降はリヨン、バイエルン、ローマでプレーしてきた、なでしこジャパンの熊谷紗希が、イングランド女子２部のロンドン・シティ・ライオネスに新天地を求めた。

　現地１月23日、クラブの公式サイトで「史上最高のアジア人サッカー選手の一人である熊谷紗希が、ロンドン・シティ・ライオネスと契約した」と発表。「代表チームでキャプテンマークを巻く熊谷は、ディフェンスラインにも入る万能な守備的ミッドフィルダーで、試合の流れを読み、プレッシャーのかかる場面でも力を発揮する能力で知られている」と紹介される。
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　実績十分の34歳に、かかる期待は大きい。

「最高レベルのチームで10年以上のキャリアを持つ熊谷は、チームに経験、リーダーシップ、そして質をもたらす。日本代表として150試合以上に出場し、チャンピオンズリーグで５回優勝、ワールドカップで優勝メダルを獲得するなど、輝かしい経歴を携えてやって来た。

　フランスのプレミアリーグで７回優勝、ドイツの女子ブンデスリーガ、イタリアのセリエAフェミニーレでも優勝し、ヨーロッパを制覇した熊谷は、イギリスの首都でキャリアの新たな章を始める準備ができている」

　フットボールディレクターのロナルド・トムソンは「エキサイティングで才能のある選手を迎えることができて嬉しく思う。彼女はチームにとって大きな財産となるでしょう」とコメント。また熊谷は自身のインスタグラムで「新たな国で、新たなチャレンジが出来ることに心から感謝したいです。支えてくれている全ての方への感謝の気持ちを忘れることなく、この新たな挑戦を最高に楽しみたいと思います」と綴った。

　チームは現在、リーグで２位。次戦は２月２日、ポーツマスと敵地で対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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