遠藤航のプロ意識の高さは以前から知られている。それでも、本職ではないポジションでチームのために献身を続ける日本代表キャプテンに対する賛辞は増しているところだ。

　直近でボランチではなく、CBとしてアルネ・スロット監督の期待に応えてきた遠藤。リバプール専門サイト『Anfield Index』は１月13日、「今季のリバプールはスロット新監督の下での適応力が話題となっていた。特に、エンドウが示してきた見事な柔軟性だ」と称賛した。

「最近のエンドウは中盤での典型的な仕事にとどまらず、役割を増しており、重要な存在となって、チームにとって貴重な財産と考えられている理由を示してきた」

　同メディアは「スロットはエンドウのプロフェッショナリズムへの称賛を隠さなかった。エンドウの柔軟性とコミットメントについて、『それは明白だ』と話している」と、指揮官の賛辞も伝えている。

「選手たちを様々なポジションで起用するスロットの戦略は、彼の戦術的柔軟性とチームの層の厚さに対する信頼を強調している。（遠藤は）このアプローチの最高の例となった」

「スロットの言葉は、エンドウの信頼性だけでなく、彼のモチベーションやリーダーシップを強調するものだ。それらのクオリティが、チームのダイナミクスの中でうまく共鳴している。さらに、指揮官はどんな状況でも常に良いパフォーマンスを出そうと準備していることにも触れた。特に大きなものがかかっているリバプールのような環境で、この適応能力は希少かつ高く評価される」

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　Anfield Indexは「エンドウの万能性の戦略的意味は、リバプールにとって大きい」と続けた。

「リバプールがスロットのマネジメントの下で適応を続けるなか、エンドウはどこでプレーするにしても、その役割がますます中心的なものとなっていくかもしれない。中盤でも最終ラインでも、安定的に良いパフォーマンスを見せる力は、スロットの戦術的選択肢を増やすだけでなく、ユーティリティ性やコミットメントという点で他選手にとって高い水準を設定する」

　最後に、同メディアは「結論として、エンドウのリバプールにとっての重要性は、決して誇張できないようなものだ」と締めくくっている。

「彼のプロ意識の高さ、適応能力、戦術的重要性は、チームの今のダイナミクスと今後の展望に貢献する重要な要素だ。シーズンを通じてリバプールが進歩していくなかで、様々な能力に関するエンドウの影響が、チーム全体のパフォーマンスに大きなインパクトを残せることを示し、リバプールの戦略の土台となるのは間違いない」

　ただ、出場時間や起用法などから、遠藤の去就をめぐる報道が後を絶たないのも確かだ。２月で32歳となる日本代表主将は、今季、そしてその後を見据え、どのようにキャリアを築いていくのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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