英国からの情報は、まだイタリアで大きな話題とはなっていない。だが、強豪リバプールで出場機会に恵まれない代表キャプテンに名門が注意を払っているとなれば、進展が注目される。

　英国メディア『CaughtOffside』は１月13日、遠藤航に複数クラブが興味を示していると報じた。フルアム、ウォルバーハンプトン、イプスウィッチのプレミア勢に加え、日本人トリオを擁するセルティック、そしてセリエAのミランが「状況を監視している」という。

　アルネ・スロット監督の下で遠藤が出番を失ったのは周知のとおりだ。同メディアは、「リバプールは適切なオファーがあればエンドウの売却を検討する可能性がある」と報道。約1200万～1500万ユーロ（約20億4000万～25億5000万円）の条件で納得させられるかもしれないと伝えた。

　これを受け、ミラン専門サイト『Pianeta Milan』は、CaughtOffsideの報道を紹介し、「有利なオファーが届けば、リバプールが放出を考えるかもしれない。特に、1200～1500万ユーロのオファーであればなおさらだ」と報じている。

「この場合、ミランはエンドウにとって興味深い行き先となるかもしれない。彼はミランの中盤に経験とクオリティをもたらすだろう。日程が過密で、スカッドのローテーションの必要性から、リバプールと取引をまとめられたら、エンドウはミランにとって役立つ駒となるかもしれない」

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　今季のミランはセリエAで８位と苦戦。年末にパウロ・フォンセカ前監督を解任した。ただ、後任のセルジオ・コンセイソンの下で、年明けにスーペルコッパを制覇。ユベントス、インテルを相手に２試合逆転勝利を収め、現オーナーになって初のタイトルを獲得している。

　ミランの中盤はティジャニ・ラインデルスの成長が目覚ましく、新戦力ユースフ・フォファナも活躍している。ただ、監督が交代したばかりとあり、今後については注目だ。ユヌス・ムサの重要度が高まりそうな気配があり、ケガに影響されたイスマエル・ベナセルやルベン・ロフタス＝チークのこれからも気になるところ。そのなかで、遠藤に目が向けられていく可能性はどれだけあるのか。

　オーナーと現場の橋渡し役的な幹部ズラタン・イブラヒモビッチは先日、１月のマーケットで「何かがあるだろう」と話した。日本代表主将がミランのターゲットになるのか、続報が待たれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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