イタリアでの成長ぶりに、数々のビッグクラブが注目しているのかもしれない。

　パルマに所属する日本代表GKの鈴木彩艶に、以前からマンチェスター・ユナイテッドが興味を示しているのは周知のとおりだ。直近ではバイエルンの関心も報じられている。

　そして新たにマンチェスター・シティも加わった。フランス『FootMercato.net』の報道としてイタリア『TUTTOmercatoWEB』が伝えたところによると、シティの関係者が先日のパルマ戦を視察していたという。

　これによると、シティは2026年で契約満了となるエデルソンの後釜を探しており、今季からユベントスでプレーするミケーレ・ディ・グレゴリオに注目。すでにユベントスとも接触しているとのことだ。しかし、イタリアの名門で新たな正守護神として活躍しているだけに、引き抜きは容易ではない。

　そこでシティはほかにも目を向けているという。ここで名前があがったのが、トリノのヴァニャ・ミリンコビッチ＝サビッチと鈴木だ。そして両選手が出場した１月５日のセリエA第19節を視察したとのこと。鈴木がたびたびのファインセーブでプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた試合である。

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　また、TUTTOmercatoWEBは、ほかに冨安健洋が所属するアーセナルも鈴木に関心を示していると報じた。世界的なメガクラブが次々に日本代表守護神に注意を払うようになっているのかもしれない。

　ただ、鈴木はパルマにとっても重要な選手だ。今季は出場停止だった１試合以外の全試合に出場しており、ファビオ・ペッキア監督の下で着実に成長している。パルマ専門サイト『ParmaLive』は、シティの関心報道を伝えたうえで、「少なくとも６月までパルマから動くことはないだろう」と報じた。

　しかし、22歳の守護神に対する関心は、夏に何かしらの動きにつながるかもしれない。まずはさらなる進歩を遂げられるように願いつつ、今後の状況に注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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