今季ここまでの活躍にもかかわらず、大一番での低調な出来で酷評された。

　セルティックは１月２日、スコットランドリーグの第21節でレンジャーズに０－３で惨敗を喫した。宿敵とのダービーというビッグマッチでの惨敗で、セルティックの選手たちは批判にさらされている。

　それは古橋亨梧、旗手怜央、前田大然の日本人トリオも同じだ。『FootballFanCast』は１月３日、古橋は「大半で試合に絡めなかった」と報じた。

「あまり脅威になることができず、シュートは１本だけで、オフサイドの判定となった。ボールを保つためのフィジカルバトルでも競えなかった」

　旗手についても、「フラストレーションのたまる午後」だったとしている。

「日本代表はつくったチャンス、地上戦デュエル、タックル、インターセプトがゼロ。直接相手のシュートにつながったミスが２つだった」

　そして前田には「相手が本職の選手でなかったにもかかわらず、保持時も非保持時も望んだようなインパクトを残せなかった」と厳しい評価だ。

「試合勘が万全でなかった左利きの右SBを相手に、フィジカルでも技術面でも上回れなかった。デュエルは６回中５回と83％負けており、地上戦デュエルは５回中５回とすべて敗れた。フィジカルの観点で支配されたということだ。また、合計でロストは12回。得点やアシストはなし。ボールを生かせず無駄にした。枠内シュートやチャンスメークはゼロで、ほとんど何もできなかった」
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　さらに、同メディアは「ブレンダン・ロジャーズ監督はレンジャーズ戦で落胆させるパフォーマンスだった日本人ウインガーを冷徹に外さなければならない」と、前田をベンチスタートにすべきと主張している。

「レンジャーズ戦までは２試合連続で得点をあげていたが、プレミアシップを通じてマエダはずっとファイナルサードでのクオリティのなさが問題だ。今季は18試合出場で４得点、３アシスト。平均では２試合で１得点に絡むことができていない。15試合でスタメンだったにもかかわらず、マエダはスコアラーやクリエイターとして安定して貢献することができていないのだ」

「ほかのエリアでも苦戦し、今季は相手SBに対するテイクオンがひどく、ドリブルは成功率28％にとどまっている。レンジャーズ戦ではその点におけるクオリティのなさが示された。わずか数日での試合とあり、次戦でロジャーズはマエダをスタメンから外し、別の選手に輝く機会を与えなければならない」

　前田は今季ここまで公式戦で13得点・４アシストを記録し、元来のスピード、運動量、献身性などに加え、フィニッシュの向上も称賛されてきた。レンジャーズ戦ひとつでその評価がひっくり返るはずはない。誰よりも本人が、苦々しい思いを早く払しょくしたいと意気込んでいることだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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