現地時間７月14日にベルリンで開催されるEURO2024決勝で、スペイン代表とイングランド代表が激突する。この最終決戦を前に、世代別のスペイン代表歴を持つホセ・エンリケ氏が、独自の主張を展開した。英紙『The Sun』が伝えている。

　2017年に現役を引退したエンリケ氏はかつて、母国クラブに加え、ニューカッスルとリバプールにも在籍。長きに渡ってイングランドでプレーしたが、一切の忖度無しだ。強気にこう言い放った。

「スペインがイングランドを倒すと思う。最終的には簡単にね。３－０で勝つと言わざるを得ない。スペインが試合をコントロールするだろう」

　38歳の元DFはまた、ガレス・サウスゲイト監督が率いるイングランドの戦術面に言及。「サウスゲイトは、夏の間ずっとそうしてきたようにチームを編成し、引いてくれるといいね」と守備的に臨む姿を期待した。
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「彼らが準決勝でオランダと対戦した際のようにね。しかし、先制点を許した時、全く違うチームに見えた。圧力をかけ、脅威を与え始めたんだ。スペインが早い時間帯に得点を決めなければ、イングランドはほとんどの試合でそうであったように、後ろに下がるだろう。ただ、これは機能しない。イングランドがスペイン戦で引けば、最もタフな攻撃陣相手に苦戦を強いられるだろうからね。

　ラミネ・ヤマルのような選手は、バックラインがあまりに深ければ、問題を起こすだろう。もし互いに下がって慎重にプレーせず、流動的な前線で果敢に攻めれば、本当に素晴らしい試合になる可能性がある。両軍のタレントを見れば、イングランドの方が才能ある選手が多いかもしれないが、大会全体のパフォーマンスを考えれば、スペインがより優れたチームだ」

　接戦、打ち合い、それともエンリケ氏が予想する一方的な展開...。果たして決勝は、一体どんな戦いになるだろうか。ちなみにスペインはここまで６試合で13ゴール、イングランドは７ゴールとなっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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