2023-24シーズン限りで現役を引退した元日本代表キャプテンの長谷部誠氏が、７月13日にテレビ東京系列で放送されたサッカー専門番組「サタデーナイトJ」に出演。Jリーグのさらなる発展について語った。

　渡独して16年が経つ長谷部氏は、ドイツでもJリーグの動向をチェックし、その印象をこう語る。

「Jリーグが良くなるように、選手、クラブだけじゃなくて、ファン・サポーターを含めてすごく努力していると、ニュースを通じてですけど、見ているので、すごくポジティブに捉えています」
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　長年戦ってきたブンデスリーガと比べると、どうか。

「そのチームを応援しているんですね。誰か１人、選手じゃなくて、クラブを応援しているので。誰か、中心選手が抜けたとしても、それはもう関係ない。本当に、そのクラブを愛しているんだと。だから、そういうクラブに対しての想いが、もちろん今のJリーグにもあると思いますけど、より強く、そういう方々が多くなっていったらそれが文化として根付いていくと思います」

　理想としては、「日本人の生活の一部にサッカーがあると、それはすごく嬉しい。僕が普段ヨーロッパで生活していて、週末になれば子ども、お父さん、おじいちゃんが、みんなで応援しに行くような。そして、普段の会話でサッカーが食卓であるような、そういうのが、理想は理想です」と述べる。

　そうなるためには時間が必要だとして「Jリーグが成長していく過程で、失敗はいくらでもあると思うし、それは何でもチャレンジする時には当たり前のことで。そういう失敗を繰り返して『じゃあ、こうしていこう』と試行錯誤していって、その時間を積み重ねた先にJリーグらしさ、素晴らしいリーグが将来あるんじゃないかと思う。現在Jリーグ、日本サッカー界に関わる方々、本当にみんな真摯にやってくれていると思うので、そこはすごくポジティブに捉えています」と期待した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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